3秒以内に表示されないと40%のユーザーが離脱するからAMPを!
当サイトでも何度かAMPについてはご紹介していますが、Googleは昨年からAMPを猛烈にプッシュしています。AMPの企画に対応したWebページを用意することで、Googleの検索結果のカルーセル内に表示されるものです。何よりの特徴は、タップした瞬間にページが表示される速さです。
まだ「AMPに対応する必要はあるの?」と思われている方も多いでしょう。そのようなことも含め、2016年3月15日18時からGoogle公式動画「AMP Office Hour」で紹介されました。
AMP対応は必要なの?
是非この動画をご覧頂きたいのですが、約1時間もあるので簡単に内容をまとめました。全ての内容を入れているわけではないので、詳細まで知りたい方は動画をご覧ください。
40%のユーザーが断念
動画序盤に衝撃的な事実として紹介されたのが、「3秒以内に表示されないページは40%のユーザーが(ページ観覧を)断念してしまう」ということです。
ご自身のページにスマホでアクセスして確認してみてください。何秒で表示されますか?もし3秒以上かかってしまう場合は、ユーザーを取りこぼしている可能性があるわけです。このようなシビアな事実をGoogleも重く受け止め、もっとユーザーにはサクサクとWebページを観覧してもらえるように勧めているのがAMPです。
業界として必要としているのは速さだけではありません。下記の要素もなければならないのです。
- 速い
- 実装が簡単
- モバイルフレンドリー
- オープン(URLを入れれば観覧できる)
- マネタイズが可能
企業だけでなくブロガーさんも気にされているのがマネタイズ(収益化)についてではないでしょうか。AMP用ページが表示されても収益につながらないということではいけませんね。この辺りは広告ネットワーク側も対応してきているので大丈夫!Googleアドセンスも既に対応済みです。
2016年2月24日からGoogle検索で表示開始しましたが、このAMPはGoogleだけでなく様々な企業やプラットフォームが今後も盛り上げていくようです。他のプラットフォーム(Twitterなど)でもAMPに対応していき、日本でも多くのメディアサイトがAMPに対応してきているとのことです。
通常ページよりも4倍早く、データ量は8分の1
AMPは通常のコンテンツページよりも表示が4倍早く、データ量は8分の1で済むようになっています。それはJavascriptを削除し、デバイスごとに画像をカスタマイズしたり、また世界中のAMPサーバーにキャッシュして素早くユーザーに表示させている為です。
しかし導入には制限も多くAMPを対応すべきか悩んでいる方も多いでしょう。動画内での回答は「ユーザーが操作するような動的なページはまだ対応していないが、コンテンツ系のサイトであれば使うべき。」ということです。
なかなか日本語での情報が少ないのですが、「AMP 導入ガイドの日本語版(PDF)」でGoogleが公開しているものがあります。またWordPressを利用されている方は下記ページから対応方法をご紹介しております。
質問コーナー
数多くの質問が寄せられGoogle社員が回答をしていました。全ては掲載しきれないので、重要そうなものをピックアップしてご紹介致します。
>他の場所に拡張される可能性あり。
>やっても良いが、本体のほうで見るのが基本。
>現在ゴリゴリ開発中。今後SearchConsoleで公表していく予定。
>AMP版の広告でないと表示されない。AMP版の対応をお勧めしている。AdSenseやDoubleClick側では対応済み。
AdSenseの設置方法に関しては下記でご紹介しています。
>アドネットワーク側では対応しなくてはならない。アドネットワークが変換するはずなので、広告出稿側ではおそらく特殊な対応は必要ない。
>新しいものが左側に表示されるわけではない。通常の検索のように、様々な要素を考慮して表示される。
>色々な所へ広げていく予定。
>将来的には可能性がある。今は両方用意したほうが良い。
>部分的でも対応は可能。向いているコンテンツがあればそこから対応されれば良い。
>通常ページと同じように、本体とAMP用ページがクロールされれば更新される。