AdSenseのポリシー更新!「不適切な表示」が追加され「著作権」消える
今年は本当に AdSense のシステムやポリシーの更新が多い年です。今回は AdSense のコンテンツポリシーにある「禁止コンテンツ」の内容が更新されました!「禁止コンテンツ」は、どのようなコンテンツをサイトで表示すると AdSense のポリシーに違反してしまうかの重要な部分ですね。
まずは分かりやすいように目次を比較してみます。
消えた「著作権」と「Googleブランド」
項目から削除されたものは「著作権で保護されているコンテンツ」と「Google ブランドを使用しているサイト」の2つです。
ただ削除されたからと言って、著作権で保護されているコンテンツを使っても大丈夫というわけではありませんし、Google のブランドを不正に使用したコンテンツを提供しても良いというわけではありません。AdSense の禁止コンテンツの中に入っていなくても、これらは一般的に考えてダメであることは分かります。ウェブマスター向けガイドラインにもコンテンツの無断複製がダメなことも、オリジナルコンテンツがないのがダメなことも触れられています。
追加された「不適切な表示」
新しく追加された「不適切な表示」という項目冒頭には下記のように記載されています。
実は米大統領選において、トランプ氏に有利になるような虚偽の情報を公開するニュースサイトが多く存在していたことから、Google と Facebook が虚偽の情報を意図的に投稿・公開しているニュースサイトへの広告配信を停止すると表明しました。(jiji.com より)
このことも影響しているのか分かりませんが、虚偽の情報や誇大な主張でサービスを宣伝するページ等に AdSense 広告を掲載することができなくなりました。一例として下記の内容が記載されています。
- 虚偽表示や不明瞭な表現でユーザーをコンテンツに誘導するページ(偽の記事を本物のように見せかけるなど)
- ユーザーの情報を「フィッシング」するページ
- 虚偽、不正、または誇大な主張によってコンテンツや商品、サービスを宣伝するページ(「一攫千金」のサービスなど)
- Google サービスを偽装しているページ
- 別の個人や組織、商品、サービスとの提携関係があるか、別の個人や組織からの承認を得ているかのように示唆する虚偽表示のあるページ
要はユーザーを騙したり煽ったりするようなコンテンツはダメだということです。「真実かどうかわからないけど、ネタとして面白いから記事にしてバズらせよう!」みたいなことは今後 NG です。今までこのようなコンテンツを提供した人は気をつけなければなりませんね。
その他に変わったところは?
例えば以前は「報酬プログラムを提供するサイト(「報酬提供」サイト)」だったのが「報酬プログラムを提供するページ」と変わりましたが、その内容自体はほとんど変わっていません。
文章は分かりやすいように改善はされていますが、内容がガラッと変わったところはなさそうなので、ポリシーがゆるくなったような部分はないと思います。