ブログのコメント機能がアドセンスのポリシー違反の原因に!?
こんにちは、Google AdSense 公式ヘルプコミュニティ エキスパートの竹中です。
ブログの観覧者(ユーザー)とのコミュニケーションを取るためや意見を聞くために、ユーザーに自由に投稿できるコメント機能を設置されている方は多いですね。
一方的な情報提供になりがちなブログや Web サイトですが、ユーザーからの意見を聞いたり質問が投稿できるコメント機能はコミュニケーションを取るだけでなく、そのブログのファンになってもらうことにも有効な方法です。
しかしながらコメント機能を設置していることで Google アドセンスのポリシー違反になってしまったり、審査に合格できないケースがあります。もし今あなたのブログにコメント機能を設置している場合や、これから設置しようとお考えの場合は注意が必要です。
なぜコメントでポリシー違反になるのか?
ブログにコメント機能が設置されていることや、コメントが投稿されるだけでポリシー違反になるわけではありません。問題となるのはコメントの内容です。
あなたも既にご存知のことだと思いますが、アドセンスには禁止コンテンツを含むページに広告を貼ってはいけないというルールがあります。※禁止コンテンツの詳細はアドセンスの公式ヘルプページをご確認ください。
> AdSense 禁止コンテンツ
あなたが書いたコンテンツに禁止コンテンツに該当するものが全く無かったとしても、投稿されたコメント内に禁止コンテンツに該当するようなものが含まれていると、それが原因でポリシー違反として指摘されることがあります。アドセンスへ申し込んだばかりの審査中の方であれば、合格できない可能性もあります。
残念なことに、コメント機能を設置していると嫌がらせでコメントを残す人もいますし、ロボットによって自動でコメントが投稿される場合もあります。そのようなコメントを無視したり放置したりしている方もいると思いますが、アドセンスを設置しているのであれば絶対に放置しないでください!
ポリシー違反にならないための対策
「コメント機能はやめましょう」とは言いません。ただコメントの投稿があってもすぐにブログに表示されないように承認制にすることをお勧めします。
承認制にすれば、投稿されたコメントをあなたが確認して問題がなければ表示されるようになります。これであれば禁止コンテンツに該当する内容があっても、ブログに表示されることがありません。
WordPress を使用している場合は、[設定]>[ディスカッション]にある「コメントの手動承認を必須にする」にチェックを入れれば承認制になります。
スパムコメントは表示させない!
コメントの中には、ちゃんとしたコメントに見えるものでもスパムコメントであるものが多くあります。例えば下記のようなコメントです。
URL が記載されているコメントは、自分のサイトにアクセスを誘導させるためや、被リンク獲得を目的としているコメントの可能性があります。
このようなコメントがたくさんページ内にあると、ウェブマスター向けガイドラインに違反してしまうことがあります。アドセンスはウェブマスター向けガイドラインにも準拠しなければなりませんので、スパムコメントを承認してしまったり放置しないように注意してください。
ユーザー生成コンテンツは注意
コメント以外にもユーザーがコンテンツを生成できるタイプの Web サイトを運営されている場合は注意してください。例えばユーザーが自分自身の紹介ページを自由に作成できるサイトであったり、フォーラム・掲示板のような投稿型のサイトです。
これらもコメントと同様に、禁止コンテンツに該当する内容が投稿されることでアドセンスのポリシー違反になる可能性があります。このようなサイトを運営される場合は、投稿される内容に十分気をつけてください。