YouTube収益化の審査結果が来ない&遅い場合の対処方法とは?
YouTube に動画をアップしてそれらを収益化したいという方は多いですよね。ただ YouTube で収益化するには「過去 12 か月間の総再生時間が 4,000 時間以上、チャンネル登録者数が 1,000 人以上」という基準をクリアしていなければなりません。
基準をクリアしてもチャンネルの審査が必要となり、その審査に合格しなければ動画に広告を表示させ収益を得ることができませんが、審査に出しても「なかなか審査結果が来ない」「審査状態が数ヶ月も続いている」など、YouTube から承認・不承認の結果が遅いという方が多くいます。
「自分のチャンネルに何か問題でもあるのか?」「申請が正しくできていないのではないか?」「全く審査されていないのではないか?」と不安に思われる方も多いでしょう。
このページでは YouTube 収益化の審査結果が遅い場合、考えられる原因や対処方法についてご紹介いたします。
目次
YouTube の審査は厳しく時間がかかるようになった
まず収益化の申請をする際にアドセンスアカウントとの関連付けなどの操作があるため、審査もアドセンス側が行っていると思われている方が多いのですが、 YouTube 収益化の審査は YouTube 側が行っています。
(そもそも YouTube の収益化は『YouTube パートナープログラム』に参加することで行い、アドセンスは YouTube で発生した収益を受け取るための窓口として使用されます。つまり YouTube 収益化は厳密に言えばアドセンスではありません。)
YouTube の審査は広告主を守るために以前よりもかなり厳しくなっており、審査に合格したとしても常にチャンネルや動画にポリシー違反やガイドライン違反がないかチェックされています。
審査期間は平均1ヶ月程度
「申請して1週間以内で審査結果が来た」という方もいるため、1週間程度経過しても進展がないと「まだ結果が来ないのか」と思われる方も多いのですね。多くの場合は1ヶ月以内に申請の進捗状況が分かるようになるそうですが、現状で審査期間は平均で1ヶ月程度かかるようです。
これは自動的に機械が審査を行っているだけでなく、人の目でもチェックしているためだと考えられます。また世界情勢などの環境によっても変わります。
とりあえず1ヶ月程度は焦らずにお待ちになってみてください。審査中であっても新しい動画をアップすることは問題ありませんので、閲覧者に有益な動画をアップしていってください。
1ヶ月以上経っても結果が来ない場合
もし申請をしてから1ヶ月以上経過しても YouTube から何の返答もない場合は下記のことが考えられます。
- 収益化の申請基準を満たさなくなった
- 二次審査待ち状態になった
収益化の基準(条件)を満たさなくなった
「過去 12 か月間の総再生時間が 4,000 時間以上、チャンネル登録者数が 1,000 人以上」という基準は、一度クリアしてしまえば良いわけではありません。審査中は常にこの基準をクリアしているかチェックされていると考えられるため、申請時に基準をクリアしていても申請してから満たさなくなったのであれば審査されません。もし基準を満たさなくなったとしても、再度満たせば審査されるようになります。
また基準となっている総再生時間に含まれるのは公開されている動画のみです。つまり限定公開や非公開にしている動画の再生時間は含まれません。公開していたものを限定公開や非公開に変更することで、総再生時間が足らなくなってしまうこともありますのでご注意ください。※同様の理由で削除した動画で稼いでいた再生時間も含まれません。
二次審査待ち状態になった
チャンネル及び動画の審査が行われ、その時点で承認または不承認の判断ができなかった場合は二次審査待ちの状態に入ります。二次審査待ちの状態に入ったチャンネルは、審査担当者が時間をかけて複数回チャンネルや動画を審査・精査して最終的な判断を行います。
二次審査待ちになってしまう原因には下記のような要因があります。
- チャンネル内に YouTube パートナープログラムで許容されるか判断が難しいコンテンツが含まれている
- 非公開設定の動画が多く含まれている
収益化をするということは、お金を支払って広告を掲載する広告主がいるからできることです。その広告主にとって有益だと判断ができないチャンネルや動画であれば審査が通りません。
ダメだと即座に判断できないようなチャンネルの場合は二次審査待ちの状態になってしまう可能性があるため、アドセンスのポリシーや YouTube のガイドライン等に目を通していただき、コンテンツに問題がないだけでなく、ユーザーに有益なコンテンツが提供できているかを確認してみてください。
例えばアップしている動画がどれも似たり寄ったりであったり、他のチャンネルの動画と差別化できず内容も同じようなものばかりになっていないか、独自性の高い有益な動画が数多く公開できているかなどです。
また非公開にしている動画についてですが、YouTube では非公開にしていてもワンクリックで公開に変更することが可能ですよね。ですから非公開に設定されていても審査対象となる可能性はあります。
非公開や限定公開にしているということは、何かやましい事があるのではないかと思われる可能性もありますので、問題がないのであれば公開設定にしましょう。そしてそもそも非公開にしなければならないような動画はアップしないようにし、問題があり非公開にしているようなものは削除される方が良いと思います。
チャンネルはアクティブか?
もう一点、チャンネルがアクティブな状態にしておきましょう。アクティブというのは、日々動画の投稿やコミュニティへの投稿が行われているかです。つまりチャンネルが動いている状態であるかということですね。
先日の記事【更新しないと収益化停止に!? YouTube &アドセンス最新情報2020年7月】で触れましたが、一度収益化ができたチャンネルであっても「動画のアップロードや [コミュニティ] タブへの投稿が 6 か月以上行われていない場合、チャンネルの収益化が無効になる可能性がある」と公式ヘルプページが更新されました。
このことからも、全然動きのないチャンネルは収益化審査も遅れる可能性が考えられます。定期的に動画の投稿をされるように心がけてみてください。
2 段階認証プロセスを有効にしていますか?
YouTube 公式ヘルプページ「YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格」に、割と最近追加されたものがこちらです。
Google アカウントで 2 段階認証の設定ができていないと、通常よりも審査に時間がかかってしまうようです。最近アカウントやチャンネル乗っ取りの被害も非常に多くなってきていることから、セキュリティを強化するために 2 段階認証が強く勧められています。
審査以外にも 2 段階認証を設定していないと操作できないものもあるため、もし設定していない場合は設定をしましょう。設定するプロセスは下記ページから可能です。
>2 段階認証プロセスのページへ