アドセンスの自動広告が大幅に仕様変更!全サイトで自動広告が有効に?
既に一部のアドセンス利用者にはメール通知や管理画面上での表示がされるようになりましたが、アドセンスの自動広告が大幅に変わります!(今後数週間に渡ってアドセンスアカウントに新しい自動広告が導入されていきますので、まだ表示されていない方は気長にお待ちください。)
管理画面上では「自動広告が改善されます」という表示があります。
自動広告に関しては導入当初から様々な意見や賛否がありましたが、最近のアドセンスの傾向を見ていてこうなることは予想されていました。
目次
自動広告はどう変わるのか?
YouTube で新しい自動広告について動画も投稿しておりますので、お時間がある方は動画もご覧いただけると分かりやすいと思います。
全てのサイトで自動広告が有効になる可能性
今までの自動広告は専用のコードをサイトの head タグ内に入れることで有効にできました。(審査用コードと同じだったので、新規で登録された方は自動的に自動広告のコードを入れていたことになりますが。)
しかし今後は専用コードを入れなくても、通常の広告ユニットのコードが1つでも入っているページが自動広告の配信対象となります。※現時点では仕様変更前に自動広告を有効にしていないサイトでは自動広告の設定がオフ(無効)になっていますが、念のため確認されることをお勧めします。
広告ユニットのコードを入れていない場合は、今までと同様に専用コードを入れることで自動広告を有効にできます。今まで「自動広告のコード」と呼んでいたものは今後「AdSense コード」と呼ばれるようになり、コードも下記のシンプルなものに変わります。(過去のコードもそのまま使用可能なので今すぐ変更する必要はありません。)
<script data-ad-client="ca-pub-1234567890123456" async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
事前にプレビューを確認できるようになる
「自動広告はどこに広告が表示されるかわからないから不安」という意見が多かったのですが、新しい自動広告では事前にページのどこに広告が表示されるのかをプレビューで確認することができます。(設定・確認はサイト単位で行うことが可能です。)
自動広告が表示されるスペースには[自動広告の例]と表記されており、手動で設置しているスペースには[既存の AdSense 広告]と表記されます。
表示したくない場所に広告が表示されたら削除できるように
自動広告を使用しない方の多くの理由は「広告を表示させたくない場所に出るから」ではないでしょうか。しかし今後は、もしプレビューで表示させたくない場所に自動広告が表示されるのであれば[削除]アイコンをクリックして削除することができます。
広告の数をコントロールする
今までも管理画面の[広告掲載率]から広告の割合をある程度コントロールすることができていましたが、新しい自動広告では[広告読み込み]でページに表示する広告の数を管理できるようになりました。
数を管理すると言っても、具体的に何個の広告を表示するかの指定はできません。スライダーで数を少なめにするのか多めにするのかを管理できるに過ぎません。
[広告掲載率]は手動広告と自動広告を含めた数をコントロールするものに対して、[広告読み込み]は自動広告のみを対象にして数をコントロールするものです。
自動広告をオフにして使わない場合
通常の広告コードが入っているだけで自動広告が配信される可能性があるわけですが、もちろん自動広告をオフにすることもできます。
自動広告はオンにして特定のページだけ表示させたくない場合は[ページ除外]から指定することができます。
「既存の広告ユニットを最適化しますか?」とは
自動広告を有効にしている場合に「既存の広告ユニットを最適化しますか?」という部分のオン/オフが設定できるようになります。
この設定をオンにすると、手動で設置している既存の広告も自動広告も含めてアドセンス側が最適化して広告を表示させます。つまり実質的に全ての広告表示をアドセンスに任せてしまうようなものですね。
今回の仕様変更では、今まで自動広告に対して大きな不満と認識されてきたものが改善されたのではないでしょうか。その一方で、アドセンス広告を設置しているサイトであれば自動広告の対象となってしまうため、自動広告を使用したくなければ設定を確認しなければなりません。
まだ今後も細かな調整や変更等があると推測されますが、数年先には完全に自動広告に移行していくのかもしれませんね。