YouTube ショートで収益(報奨金)を得る方法と対象動画の条件とは?
今回は、YouTube ショートで収益(ファンドによる報酬)を得る方法と、どのような動画が対象になるのかなど条件についてご紹介いたします。対象とならない動画などがあります。それを知らずに投稿していても収益を得ることはできませんので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。
なお、ショート動画の投稿方法や視聴回数を増やす戦略については下記ページでご紹介しておりますのでご覧ください。
ショートの収益はファンドによる報奨金
まず以前からお伝えしていますが、YouTube アプリのショートプレイヤーから再生されたショート動画には広告が付かないため、従来の動画のように広告を付けて収益化するものではありません。
その代わりに2021~2022年にかけ、YouTube ショートファンドから合計1億ドルの報奨金が与えられることになっています。
そして、クリエイターがその報奨金を受け取れるようになるのが今月(2021年8月)からです。
報奨金を受け取るための条件
ショートファンドの報奨金を受け取るためにはいくつか条件があります。
- チャンネルが収益化していなくても対象となる。
チャンネル登録者1000人や総再生時間4000時間をクリアする必要もありません。 - 過去 180 日間に対象となるショート動画が少なくとも 1 本、チャンネルにアップロードされていること
- チャンネルがYouTube のコミュニティ ガイドライン、著作権ルール、収益化ポリシーを遵守していること
- 他の SNS のロゴや透かしが含まれていないこと
TikTok で公開されている動画が、ロゴ入りでそのまま投稿されているショート動画をよく見かけますが、このようなものは対象外となります。 - 映画やテレビ番組などをそのまま投稿しているようなオリジナルではない動画は対象外
- 他のクリエイターのチャンネルから再アップロードした動画も対象外
- クリエイターは対象の国や地域に居住していること
日本は含まれています! - 米国居住者の場合は13歳以上、その他の国や地域は成人であること。
- 13~18 歳のクリエイターの場合は、親または保護者が利用規約への同意が必要。
報奨金を受け取れるクリエイターと金額
残念ながら報奨金を受け取れるのは、ショート動画を投稿している全てのクリエイターではありません。
ご自身のチャンネルに投稿されたショート動画のパフォーマンス(視聴回数やエンゲージメント)によって、報奨金を受け取れるクリエイターとして対象となるかが決まります。つまり、どれだけたくさんのショート動画を投稿していたとしても、全然視聴されずパフォーマンスが悪ければ対象とならない可能性が高いです。
また対象となるかどうかは月単位で決まるため、例え今月対象とならなかったとしても翌月以降に対象となることもあります。
対象となる動画は過去に投稿されたショート動画も含むため、継続的に投稿して積み上げていくことが大切になるかと思います。
対象となったクリエイターが受け取れる金額は100~10,000 ドルです。
対象となったかの通知と受け取るまで
報奨金の対象となったクリエイターには、毎月第2週に YouTube アプリでの通知とメールによる通知が来ます。
その通知内には受け取れる金額と申請方法が記載されており、その月の25日までに受け取るための申請をしなければなりません。それまでに申請しないと有効期限切れになるためご注意ください。
また申請をするには規約に同意する他に、有効な AdSense アカウントにリンクする必要があります。つまり報奨金の受け取りは、広告収益を受け取るのと同様に AdSense 経由となるわけです。
AdSense アカウントを所有していない場合は、申請する段階で AdSense アカウントが設定できます。18歳未満の方は AdSense アカウントを所有できないので、保護者の同意の上で保護者の Google アカウントを使用して AdSense アカウントを設定する必要があります。
YouTube ショートはまだ始まったばかりなので、今後仕様であるとかファンドによる報奨金の支払いに関してもアップデートされていくと思います。最新情報などは随時ご紹介していきますので、今後もチェックしていただければ幸いです。