7個のテクニックで再生回数を上げるYouTubeタイトルの付け方
YouTube で動画を投稿した時に、どんなタイトルを付けたら良いか分からない、悩んでしまうという方は多いのではないでしょうか?
動画のタイトルは再生回数や視聴者維持率にも影響を与える重要な要素です。だからこそ、どんなタイトルにすれば良いか悩んでしまう方が多いと思いますし、私も毎回悩みます。今回は、再生回数を上げることもできるタイトルの付け方についてご紹介していきます。
目次
ダメなタイトルの例
まずは再生されない残念なタイトルの例を見てください。
「○○を食べてみた」
「○○を実況!」
「○○ダイエット3日目」
このようなタイトルにしていないでしょうか?魅力を感じて「すぐにでも動画を視聴したい」とは思えないですよね。
ダメなタイトルを付けていると、オススメや関連動画などで表示されたとしても観たいと思ってもらえずスルーされます。つまり動画が再生されません。その結果インプレッションのクリック率が悪くなり、その後オススメや関連動画に表示されにくくなる可能性もあります。
またダメなタイトルでは YouTube 検索でも Google 検索でも表示されにくく、検索経由で視聴される可能性も低くなります。表示されたとしても観たいと思ってもらえないので、クリックされません。その結果さらに検索に表示されにくくなる可能性があります。
負のスパイラルですね。
どれだけ素晴らしい内容の動画であっても、タイトル一つで再生回数に大きな影響が出てしまうわけです。
タイトルを付ける7個のテクニック
では「どのようなタイトルにすれば良いのか」ですよね。今回は7個のテクニックやポイントをご紹介いたしますので、実践できるものからすぐにでも取り入れてみてください。
タイトルの最適な文字数
タイトルの最適な文字数が何文字なのかご存知でしょうか?多くの方が紹介しているのでご存知かもしれませんが、全角25文字程度までにすることが最適だと言われています。
端末や YouTube 側の仕様によって表示される文字数が変わるので、絶対に何文字でなければならないということはありませんが、全角で25~30文字相当が表示されるようになってます。それ以上長いと省略されてしまいます。
そのため可能であれば、長くても30文字以内だけで意味が伝わるようにして、重要なキーワードもその中に含めるようにしてください。
適切なキーワードを入れる
動画のタイトルは視聴者にも YouTube にも、どのような動画なのかを伝えるために非常に重要な役割があります。また広告主はタイトルに特定のキーワードが含まれているかによってターゲティングすることも可能なので、収益化されている場合にも重要となります。
まず最初に、何に関する動画なのかを端的に表現するメインキーワードを決めて入れるようにしてください。今ご覧いただいているこのページであれば「再生回数」ですね。
さらに、メインキーワードだけでなく関連キーワードも含めるようにしましょう。関連キーワードは、メインキーワードとセットにするとより具体的な内容をイメージできるものであったり、一緒に検索されるようなものです。
このページであれば「タイトル」です。「再生回数」に[タイトル」をセットにすることで、動画の内容が「タイトルによって再生回数を上げる方法」なんだなとイメージできます。
検索候補を調べる
関連キーワードにも関係してきますが、メインキーワードで YouTube 検索された際に、どのような検索候補が表示されるかも確認してください。
YouTube で検索ボックスにキーワードを入れます。すると検索候補がいくつか表示されますね。
この検索候補は多くのユーザーが検索しているキーワードですので、候補で表示されているキーワードを使用することで、YouTube 検索経由での再生回数を増やせる可能性があります。
また視聴者がどのような動画を求めているかのヒントにもなりますので、動画のネタ探しにも役立ちます。
共起語を入れる
検索候補と似たものに共起語があります。共起語は特定のキーワードに関連する文章の中に頻繁に使われるキーワードのことを言います。
先程の検索候補はメインキーワードと一緒に検索されやすいキーワードです。
共起語を調べるにはツールを使用します。 Google で「共起語」と検索すればいくつか出てくると思いますが、現時点で無料で使用可能なツール「共起語検索」を使用してみます。
https://neoinspire.net/cooccur/
例えばパソコンと入力してみます。すると「PC Windows スクリーン 方法 ゲーミング デスクトップ 中古 画像 ノート ソフト」のように表示されます。
一方で YouTube の検索候補では「初心者 ウイルス感染 選び方 初期化 ゲーム」などが表示されます。もちろん両者ともに共通して出てくるものもあります。
検索候補よりは優先度は高くないので、積極的にタイトル入れる必要はありません。タイトルの文字数に余裕がある場合や、より動画の内容が分かりやすくできるものであれば入れてみてください。
ただ検索候補だけでは発見できなかったキーワードを見つけることができる可能性があります。また検索候補と同様に、視聴者がどのような動画を求めているかのヒントを得るのにも役立ちます。
ターゲットを明確にするキーワード
タイトルには、誰に向けた動画なのかターゲットを明確にするようなキーワードも入れてみましょう。
例えば「おすすめのPCソフト5選」ではなく、もっとターゲットを明確にするために「パソコン初心者におすすめのPCソフト5選」の方が初心者向けであることが分かります。
また「パソコン初心者におすすめの画像加工ソフト3選」にすれば、画像加工ソフトを求めているパソコン初心者向けのソフトを紹介している動画であることがより分かります。
他の例だと「男性に人気の時計ランキング」よりも「30代男性サラリーマンに人気の時計ランキング」の方が、30代男性サラリーマンが目にした時に自分ごととして捉えてくれやすくなります。
ターゲットを明確にするキーワードとしては
主婦、主夫
30代などの年齢、
職種、職業、
役職、年収、
居住地域
などがあります。
ターゲットを明確にすることで、それに該当する人の目に留まりやすく動画を視聴してくれる可能性が高まるので、どのような人に観てもらいたい動画なのかを入れてみましょう。
数字を具体的に入れる
タイトルに限らずですが、数字を入れることで信憑性や説得力等が増すため、それだけで他の動画と差別化でき視聴してくれる可能性が高まります。
「2021年最新版」
「1日10分でできる」
「3つの法則」
「-5Kg」
などです。
また数字はより具体的に入れることが望ましいです。例えば「約9割の人が成功した○○」よりは「91.5%の人が成功した○○」の方が説得力があります。もし具体的に入れることが可能な数字があるのであれば積極的に入れてみましょう。
表記ゆれに注意する
「表記ゆれ」を意識されているでしょうか?表記ゆれは同じ言葉でも異なる言い回しや表記をしているものを言います。例えば下記のようなものです。
猫 / ねこ
グーグル / Google
1番 / 一番
スマートフォン / スマホ
検索エンジンの精度が高まるにつれて、以前よりも表記ゆれを気にしなくても良いという意見もあります。「スマートフォン」も「スマホ」も同一の言葉だと理解できるからです。
しかし、多くの人が使用していないような言葉、新しい若者言葉などでは Google や YouTube 側が同一の言葉だと認識していないこともあります。また同一の言葉だと認識されているようなものであったとしても、検索結果が異なってきます。
表記によって関連キーワードまで変わってくるので、より多くの人が使用している表記やターゲット層が使用する表記にしていくことが望ましいです。
調べる方法として、以前ジャンルについての記事でもご紹介した『Ahrefs(エイチレフス)』の YouTube キーワードツールが参考になります。
https://ahrefs.com/ja/youtube-keyword-tool
検索数や関連キーワードをチェックしてみてください。月間でどれだけ検索されているかなど参考になる数値が表示されます。
タイトル付けで最も大切なこと
ご紹介してきたテクニックやポイントは重要なのですが、最も大切なことは動画の内容を適切に表現しているものであるかです。
視聴してもらうために動画内容とかけ離れたものや誤解を与えるようなものにしないように注意してください。あまりに大げさな表現や動画内容が釣り合っていないような「釣りタイトル」になると、視聴者維持率が下がったり低評価の原因になります。
また付けたタイトルが日本語として通じるかも確認しましょう。キーワードを詰め込んだだけになり、日本語の文章としておかしいタイトルになっている動画もよく見かけます。視聴者にとって分かりやすく「この動画が観たい」と思ってもらえるものになるようにしましょう。
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