再生回数を増やすために使える動画の評価の上げ方

再生回数を増やすために使える動画の評価の上げ方
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2024年05月16日 in YouTube

今回は、YouTube で再生回数を増やすために使える動画の評価の上げ方についてご紹介していきます。動画の評価を上げることができれば、投稿して時間が経過した動画であっても安定して再生回数を増やしていくことが可能です。

しかし問題なのは「どうやって動画の評価を上げればよいのか」ですよね。

動画の評価の判断材料となるものは、例えば視聴回数や視聴者維持率、高評価・低評価の数、他の動画への推移、インプレッションのクリック率、チャンネル登録など非常に多くの要素が考えられます。

視聴者維持率とインプレッションのクリック率の改善策については、こちらのページでご紹介していますので是非ご覧ください。

また動画でも今回の内容をご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。

重要なエンゲージメント

先程の判断材料はどれも重要な要素ですが、今回注目したいのはコメントです。コメントはエンゲージメントの重要な要素の一つです。良いエンゲージメントが増えれば、それだけ動画の評価が上がると言われいています。

※エンゲージメント:視聴者が動画に対してどのようなアクションを行ったか。

コメントが多くつく動画ほど多くの視聴者にインプレッション(表示)され、その結果たくさん再生されると感じたことはないでしょうか?

また定期的にコメントされるような動画は、投稿から時間が経過して古くなっても安定して再生され続けているものがないでしょうか?

もちろん、動画がどれだけインプレッションされるかはコメントだけの要素で決まりません。動画の内容が良くなければ視聴者維持率が悪くなりますし、高評価も増えず、インプレッションもされなくなるでしょう。

視聴者にとって有益な動画であることは前提ですが、より多くのコメントを得られるようになれば、もっと再生回数を増やせる可能性があります。

しかしコメントは高評価ボタンを押すことに比べて、視聴者にとってとても負担が大きいアクションです。チャンネル運営者にとって、高評価ボタンを押して貰えるだけでもとても嬉しいことなのですが、評価ボタンはワンクリック/ワンタップでできるアクションです。

コメントは文章を考え、手を動かして投稿しなければなりません。結構面倒な行為ですよね。だからこそ評価につながるわけです。

でも、何かお礼を伝えたい、何かコメントを残したいけど、どんな文章にするのが良いかわからずやめてしまう視聴者も多いと思います。

そこで重要になるのが、視聴者がコメントをもっと気軽に投稿できるように、動画内で導いてあげることです。

気軽にコメントしてもらうためのヒント

視聴者に気軽にコメントを投稿してもらうための方法を5つご紹介いたします。

1. テーマを与える

漠然と「コメントしてください」と伝えただけだと、何を書いたら良いかわからず悩んでしまいますし、考えるのがとても面倒です。

「○○についてどう思いますか?」と、どのようなコメントをして欲しいか、動画の内容やチャンネルのジャンルに関連するテーマを伝えることで投稿しやすくなります。

例えば「切り抜き動画が流行っていますが、どう思いますか?」「AI 動画は規制されるべきだと思いますか?」などがありますね。

2. クイズ・問題を出す

動画内で視聴者に対してクイズや問題を出し、その答えをコメントとして書いてもらう方法です。クイズ系のチャンネルだけでなく、勉強系のチャンネルなどでは使いやすいのではないかと思います。

ただし、コメントでクイズの答えを書いてもらうことでプレゼント企画に応募できるようなものにすることは、インセンティブスパムとなる可能性がありますのでご注意ください。

3. 感想を投稿してもらう

チャンネルに関しての感想や、動画に関する感想を投稿してほしいと伝えれば良いのですが、漠然と感想を投稿してほしいと言うだけでは悩んでしまいます。

例えば「今回の動画で面白いと思った部分を教えてください」とか「今回の動画ではAとBの2つのテーマがありましたが、どちらの方が役立つと思いましたか?」など、何についての感想を書けばよいか伝えると投稿してくれやすくなります。

4. 視聴者にアドバイスを求める

コメント欄はチャンネル運営者と視聴者が双方向にコミュニケーションが取れる場所ですし、チャンネル運営者が一方的に情報を提供する場でもありません。

チャンネル運営者が視聴者にアドバイスしてもらう場にしても良いわけです。

例えば、ゲーム実況のチャンネルであれば「効率的にレベルを上げる方法がわかる方は教えてください」とか「どこで○○のアイテムが手に入るか知っている方はいますか?」などです。

5. アンケートを行う

動画の内容やチャンネルのジャンルに関係するようなアンケートを行うことで、コメントしてもらうこともできます。

例えばガジェット系のチャンネルであれば「使用しているスマホは iPhone ですか? Android ですか?」「最新の iPhone は購入しますか?しませんか?」などです。

ライブ配信を行っているチャンネルであれば「次回のライブ配信で取り上げてほしいテーマは何ですか?」などアンケートを取ることもできます。

他にも、今ご覧いただいているこの動画であれば「今回ご紹介した、コメントを気軽に投稿してもらう5つの方法の中で、どれを実践したいと思いましたか?」と伝えることができますね。

複雑なアンケートではなく、2択や3択くらいの軽いものの方が答えてくれやすいかと思います。

返答も重要

コメントは投稿してもらうだけではなく、返答することも重要です。コメントをしてもらうことで結果的に動画の評価につながるかもしれませんが、本来は視聴者とのコミュニケーションを行う場です。

視聴者からコメントを貰うだけで返答を全くしなければ、せっかく投稿してくれた方もがっかりしてしまうかもしれませんね。たくさんのコメントが付くチャンネルでは、全てのコメントに返答することができないでしょうが、その場合は「いいね」を押すだけでも行っていくと良いですね。

またコメントは投稿してもらっても、YouTube 側の判断で[確認のため保留中]に振り分けられてしまうこともありますし、場合によっては削除されてしまうこともあります。

私の場合でも、可能な限り全てのコメントに対して返答か「いいね」を付けるようにしていますが、保留中に振り分けられ確認に時間がかかったり、削除されれば確認できないものもあります。

[確認のため保留中]に入ったコメントはスパム的なものが多いので見たくないとは思いますが、可能であれば定期的に確認すると良いのではないかと思います。

執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。