「YouTube ハンドル」は早い者勝ち!条件や変更方法を徹底解説
YouTube からメールでお知らせを受けた方も多いと思いますが、視聴者にとってもクリエイターにとっても重要な機能「ハンドル」に大きなアップデートがありました。【YouTube ハンドルで利用可能な言語が追加されました】という件名のメールを受け取っている方も多くなっていると思います。
今回は「ハンドルって何なの?」という方にも分かるように、「ハンドル」についての概要や条件、アップデートの内容をご紹介していきます。ハンドルは早いもの勝ちなので、すぐにでも設定しないと後悔する可能性があります。ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。
なお、動画でも分かりやすくご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。
YouTube のハンドルとは
YouTube で導入されている「ハンドル」という機能は、「@」から始まるチャンネル固有(唯一無二)の識別要素です。例えば「@user1234」のように各チャンネル(YouTube アカウント)に1つ割り当てられ、他のチャンネルやアカウントとかぶることはありません。
ハンドルが表示される場所は、チャンネル ページ、 YouTube ショート プレーヤー、検索結果、コメント、チャットなどです。
チャンネル名の場合、既に存在しているチャンネル名と全く同じものを付けることができるため、YouTube 内に同じチャンネル名がいくつも存在することは珍しくありません。その中には、有名なチャンネルと同じ名前にすることで成りすまし、視聴者を騙そうとするものもあります。
しかしハンドルは他のチャンネルと同じにすることができないため、成りすましを見破る手段にもなります。
さらにハンドルはチャンネルの URL としても利用されます。例えばハンドルを「@user1234」にしていた場合は「youtube.com/@user1234」がチャンネル URL となります。
コメントを投稿した時には、投稿者名としてこのハンドルが表示されます。ハンドルを設定していないと、意味のない文字列が表示されスパムアカウントなのかと思うようなこともあります。あなたもこのように表示されていないでしょうか?
例えば私のチャンネルであれば、ハンドルを「@Iscle」にしてあるので「youtube.com/@Iscle」にアクセスするとチャンネルページが表示されますし、コメント投稿者名も「@Iscle」になります。
※以前まで存在していた「カスタム URL」はハンドル導入により設定ができなくなりました。カスタム URL を使用していたチャンネルは、ハンドルに基づく URL に自動でリダイレクトされるようになり、チャンネル側でリダイレクトの設定などは不要です。
自分のチャンネルのハンドルを設定・変更する方法
ではここからは自分のチャンネルのハンドルを設定・変更する方法についてご紹介していきます。
まず、ハンドルはすべてのチャンネルに割り当てられます。動画を投稿せず、他者の動画を視聴したりコメントを投稿しているだけの YouTube アカウントに対しても割り当てられます。チャンネル登録者数の人数も関係がありません。
ハンドルの設定ページへアクセスをしてください。スマホでもパソコンからでも設定変更可能です。メール通知内からもアクセスができるかと思います。また YouTube Studio の[カスタマイズ]>[基本情報]でも変更できます。
アクセスすると現在のハンドル名が表示されています。今まで設定したことがない場合であれば、自動で割り当てられたハンドルが記載されています。もし気に入らなければ[ハンドルを変更]を選択してください。
このような画面が表示され、好きなハンドルを記入して設定することが可能です。アカウントによってはハンドルの候補が表示されていることがあります。
ハンドル名として使用する文字列を入力して使用できるかを確認してください。使用できる場合は緑のチェックマークが入ります。既に他の人に使用されている場合や、使用できない文字列が含まれているとエラーが表示されます。
アップデートされたのはハンドルに使用できる文字列の部分です。以前までは英数字と一部記号しか使用できませんでしたが、日本語を含む 75 種類の言語にも対応しました!
「英数字だと分かりにくい」「読みにくい」という声も多かったので、日本語も使用できるようになったのはありがたいアップデートですね。
「①」のような記号も入力ができます。また、日本語と韓国語のような複数の言語も入力できるようです。
※もし「ハンドルには、文字、数字、ピリオド(.)、ダッシュ(-)、アンダースコア(_)以外を使用しないでください」と表示された場合は、日本語も入力できるようになるまでお待ちください。
ハンドルはコメントやチャットなど様々なところで表示されるものですので、個人情報に関わる内容などは入れないようにしてください。本名を入れれば、そのまま表示されます。もし本名を公開したくない方は入力しないように注意してくださいね。
ハンドル名の条件
基本的に好きなハンドルに変更できますが次の条件があります。
- 3~30 文字までであること
- 75 種類のサポートされている言語のアルファベット文字または数字を使用している
- アンダースコア(_)、ハイフン(-)、ピリオド(.)、ラテン語の中点(·)も使用可能
- URL や電話番号のように見えないこと(例:「test123.com」などはNGだと考えられる)
- すでに使用されているものでないこと
- YouTube のコミュニティ ガイドラインを遵守していること(暴力的、不適切、性的、スパムを含む文字列にすることはできない)
- ハンドルの販売や譲渡は許可されない
個人的な意見となりますが、商標登録されたような文字列はトラブルの原因になる可能性があるため控えた方が良いかと思います。
もし商標権を侵害された場合は、ヘルプページ「商標権侵害の申し立てを行う」から申し立てを行うことが可能です。また、ハンドルを利用してなりすましされた場合や、なりすましを見つけた場合も「なりすましに関するポリシー」をご確認いただき報告することもできます。
ハンドルの変更に関する注意点
「一度ハンドルを決定したら変更ができないのか?」と心配されている方もいると思いますが、ハンドルは14日間に2回変更が可能です。
ただし、変更を取り消ししたい場合に備えて14日間の猶予期間が設けられています。この14日間は、変更前のハンドル URL と変更後のハンドル URL の両方が使用可能です。14日経過後、変更前のハンドル URL は自分のチャンネルと関連付けられなくなります。
さらに、過去にコメントなどでハンドルが付けられていた場合、過去のハンドルから新しいハンドルへ自動で更新されます。
さて、多くの方がどんなハンドルにするべきか悩むのではないでしょうか。特にチャンネルを運営するクリエイターによっては、チャンネルを表現するブランドにもなります。チャンネル名にちなんで付けたり、チャンネル内容を表現できるもの、視聴者などに分かりやすく覚えてもらいやすいものが望ましいと考えられます。
ハンドルは既に取得されているものと同じものを選択することができません。つまり、早い者勝ちです!チャンネルを作成したら早めに選択されることをお勧めします。