ビジネスを始める人・起業する人に必要な5つの心構え
気軽にビジネスを行うことができるようになった昨今ですが、どうも軌道に乗せる前につまずいて諦めてしまう方が多いように感じます。
今回はビジネスを始める人・起業する人、もう既にビジネスを始めた人が必要な5つの心構を、私自身の経験をもとにお伝えできればと思います。
プラン60%スタート
「起業する!自分のビジネスを持つ!」と言うわりに全然前進しない方っていますよね。そして結局何もしないまま諦めてしまう・熱が冷めてしまい最初の言葉だけになる…。その原因の一つにビジネスモデルを完璧にしようとすることが考えられます。
誰でも失敗はしたくないものですが、失敗しないビジネスモデル・プランを考え続けていないでしょうか?100%成功できるプランを一生懸命考えるのですが、結局「これだとダメかも」とビジネスに着手できないのでは意味がありません。
例え100%成功できると思うプランができたとしても、ビジネスは常に不可実性がつきものなので必ずプラン通りにはいきません。ですのでプランは60%~70%程度立てたら勢いよく実践した方が良いでしょう。最初は低コストで始め、実践しながら改善を繰り返した方が早いですし、もし失敗しても「大損害」にはならないでしょう。
自分で考え、他人を当てにしない
ビジネスを始める際、もしかしたら既に活躍している方から声がかかり、それをきっかけにビジネスを始めたり、その人と一緒に組んだりすることもあるでしょう。そのような場合「この人が言うから大丈夫」「この人に付いていけば稼げる」と思ってしまいます。
しかしこのような時に気を付けなければならないのは、どれだけ活躍している方と組んだりアドバイスをもらったりしても、自分のビジネスとして全て責任を持ち、その人を当てにしたビジネスをしないということです。
どのようなビジネスでも“絶対に”成功するという保証はありません。それはどれだけ活躍している人でも同じことです。他人を当てにしたビジネスは、その人が動いてくれなければビジネスが回らないので成功するか否かはその人次第になってしまいます。
ビジネスを始める最初の頃だからこそ、自分で考え・責任を持ち・楽しめるようなものをしましょう!
目先の利益に踊らされない
自分が自信を持って大丈夫だと思えるビジネスだったとしても、プラン通りに収益が上がるとは限りません。むしろ想像よりも厳しいという状況になることも珍しくありません。そのような時に気を付けてほしいのは「これをやったらすぐに稼げそう」という誘惑に乗ってしまうことです。
順調にいかない時というのは、どうしても他の人がやっているビジネス・やり方の方がよく見えてしまいます。そうすると「やっぱりこっちをやろう」と別のビジネスに手を出し、結局うまくいかずに失敗するのです。
目先の利益も大切ですが、それよりも将来の利益がどれくらいになるかというのも考えながら行動する必要があります。私の場合は常に成長曲線(S字カーブ)を意識しています。
一生懸命頑張ればすぐに成果が現れてほしいものですが、この成長曲線のように初めは頑張っても成果が現れにくく、ある時を境に急成長するという傾向があります。本当はあと少し踏ん張れば成長し収益も大きくなるはずなのに、それまで耐えられずに目先の利益を求めて他ごとをしないように気を付けましょう。
見栄をはらない
起業したての頃など、周りから「すごいね!」なんて言われたりしますが、気を良くして見栄をはって余分な支出をしないようにしてください。例えばよく検討もしないで立派なオフィスを構えてしまったり、高価なデスクやオフィス機器を購入してしまうような場合です。
ビジネスによってはオフィスを構えた方が良い場合もありますが、できるだけ固定費が大きくなるようなことは避けましょう。
私も起業したての頃(友人と2人で起業)、月額20万円もするオフィスを借りていました。最初の頃はお祝い代わりに仕事をくれたりするのでオフィスを構えても大丈夫に感じてしまいますが、時が経つにつれて家賃を支払う為に働くような大変な状況に陥ってしまいました。
大きな固定費となる家賃や人件費というのは慎重に検討しましょう!
人を大切に
最初の頃であれ、軌道に乗ってからであれ、ビジネスでもプライベートでも驕らず誠実に、より良い人間関係を築きましょう。ビジネスは一人では成り立ちません。家族・友人・お客様・取引先など、様々な人との関わりの中で成り立つものです。
どのような状況でも人を大切にし、嘘をついたり騙したりするようなことは絶対にないようにビジネスを行っていきましょう!