【朗報】YouTube 収益化停止時の仕組み変更!7日間の猶予
YouTube において収益化停止の仕組みが変わると、 YouTube 公式情報として公開されました。どのように変更されるのか簡潔に解説いたします。収益化されているすべてのクリエイターに関わる内容ですので、ぜひご覧ください。
なお、動画でもご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。
YouTube パートナー プログラム停止に7日間の猶予
チャンネルの収益化は YouTube パートナー プログラム(YPP)に参加することで可能となっています。いわゆる「収益化停止」というのは YPP の資格が取り消されることです。
今までの場合、チャンネル内のコンテンツに問題があり収益化にはふさわしくないと判断されると、即座に収益化が停止されていました。つまり、異議申し立てを行う再審査請求は収益化停止後です。
しかし、収益化停止の判断が必ずしも正しいとは限りません。中には YouTube 側の判断ミスによる停止、いわゆる「誤BAN」も含まれています。
誤BAN にも関わらず、収益化が停止され広告収入等を得る機会が止まってしまうのは、クリエイターにとって大きな機会損失となってしまいます。
今回発表されたのは「収益化停止まで7日間の猶予が与えられる」というものです。
YouTube の判断が間違っていると思うのであれば、クリエイターは停止予定日前の7日以内に再審査請求を送信することが可能です。つまり、実際に収益化が停止してしまう前に「このチャンネルには問題ないから停止しないで」と伝えることができます。
※現時点では、すべての停止に対して新しい仕組みが適用されるわけではないようですが、徐々に適用範囲は拡大されるとのことです。
再審査請求が承認された場合(停止しないと判断された場合)、継続して収益化が可能です。
ちなみに、再審査請求を行う場合は再審査請求送信前に動画を削除しないでください。削除してしまうと、再審査請求前のチャンネルの状態を評価できなくなってしまうためです。
では、承認されなかったらどうなるか気になりますよね。
7日以内の再審査請求で承認されなかった場合
7日以内の猶予期間中に再審査請求を送信しても承認されなかった場合、不承認が決定すると直ちに収益化が停止され、追加で再審査請求を送信することはできません。
例えば8月1日に、7日後(8月8日に)収益化が停止されると通知され猶予が与えられた場合で考えます。
8月3日に再審査請求を送信し、8月6日に不承認が決定した場合、7日間の猶予期間中であっても8月6日に収益化が停止します。
そして、チャンネルの問題を解消して収益化に再申請できるのは停止日(8月6日)から90日後です。
7日以内の再審査請求結果が遅く猶予期間を超えた場合
先程の例であれば、7日の猶予期間内に再審査請求を送信してもすぐに結果が来るとは限りません。 YouTube ヘルプページによると「14 日以内に結果をご連絡いたします」と記載があるため、猶予期間を超える可能性があります。
この場合、猶予期間を超えてしまっても結果が来るまでは収益化が停止されません。そのため、7日以内であれば、焦ってすぐに再審査請求を送信しなくても大丈夫ということです。
もし不承認となり停止された場合は、その停止日から90日後に再申請できるようになります。
7日以内に再審査請求を送信しなかった場合
猶予期間中における再審査請求は任意であって、必ずしなければならないわけではありません。
YouTube 側の収益化停止の判断が正しいと思われるのであれば請求する必要はありませんし、再審査請求する準備が間に合わないこともあるかもしれません。
7日以内に送信しなければ、猶予期間終了後に収益化が停止されます。もし再審査請求を送信したい場合、停止日から21日以内であれば送信可能です。しかし、猶予期間中に送信した場合とは異なり、結果が来るまでの審査中も収益化は停止されたままです。
このケースでも停止日から90日後に再申請が可能になります。
今まで収益化が停止してしまった場合、クリエイターには時間的な猶予がなく急いで再審査請求をしなければなりませんでした。今回はクリエイターにとってありがたい仕組み変更ではないでしょうか。