遂にページランク終了!?代わりの指標は『MAJESTIC』が使える
先日(2014年10月)Google+で行われた『English Google Webmaster Central office-hours hangout』というオンライン・セミナーの中で、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミラー)氏が
「たぶんこの先“ページランク”を更新することはない」
と公表しました。「なぜこの先ページランクを提供しないのか?」「ページランクが完全になくなることが嬉しい」などのコメントも出ています。
この「ページランクを更新しない」というのは、ウェブマスターが見ることが可能なツールバー上のページランクです。その為、検索順位決定要素としてのページランクがなくなるわけではありません。
随分前からツールバー上のページランクは、SEOに直接影響がない(少ない)ということは言われていました。昔ほどページランクの数値に一喜一憂する人も少なくなったとは思いますが、それでもSEOの指標の一つとして利用している方も多いのではないでしょうか。
ツールバー上のページランクが更新されないのであれば、今後SEOを行う上で指標としては価値が少なくなるでしょう。ではページランクの代わりとなる指標を探さなくてはなりません。
『MAJESTIC』の使い方
「0」~「10」の数値で表示されていたツールバー上のページランクの代わりに、『MAJESTIC』というサービスが指標として使えます!
サイトにアクセスしてボックスにURLを入れてEnterを押します。するとそのサイトに関する情報が表示されます。
手っ取り早くサイトの評価を判断するには「TRUST FLOW」と「CITATION FLOW」を見てください。それぞれ数値が表示され、この数値は最大100で、数値が高いほど優良であると判断できます。
「TRUST FLOW」というのは「リンクの質」を判断するのに役立ちます。質が高い被リンクが多いと、この「TRUST FLOW」の数値も高くなります。
一方の「CITATION FLOW」というのは「リンクの量」を判断するのに役立ちます。数値が高ければ、多くのページからリンクが張られているということです。
例えば「CITATION FLOW」が高くて「TRUST FLOW」が低ければ、被リンクの数は多いが質の高い被リンクは少ないということが言えますね。
SEOにどう利用するか?
ページランクであれば「0」~「10」の数値だけでしたが、MAJESTICでは質と量という面から判断することが可能です。例えば自分のサイトと上位表示されているライバルサイトを比較して、リンクの質の面で負けているのか・量の面で負けているのかを見ることができます。
またMAJESTICは、新しく張られたリンクの量や失ったリンクの量を時系列に見ることも可能です。NewのタブとLostのタブで確認してみましょう!
これもライバルサイトと比較する上で便利な機能です。常に新しい被リンクが張られているから上位に表示できているのか、失うリンクの量が関係しているのかなどを比較してみてください。
これらの機能は無料登録することで利用できます。無料版では一部制限もありますが、MAJESTICだけで数多くの情報を得ることが可能です。名前・メールアドレス・パスワードだけで登録できるので、SEOを行っている方であれば今後活用してはいかがでしょうか?