スマホ(Android)の動作が重い・遅い時に行う13の高速化方法
AndroidであれiOSであれ、最初はサクサク快適に動作していたものも徐々に重い・遅いと感じるようになってきます。キーボードでの文字入力がワンテンポ遅れたり、画面のスライドがカクカクなったりもたついたりとイライラしますね。残念ながらこれはスペックの高いスマートフォンやタブレット端末でも起こることです。
またAndroidのバージョンを上げることで動作が重くなったり、不安定になったりすることもあります。
「購入時のようなサクサクした動きを取り戻したい!」と誰もが思っていることでしょう。今回はAndroidの動作が重い・遅い時に行うと良い、高速化方法を13個ご紹介致します。基本的な内容だけでなく、あまり知られていない高速化テクニックもご紹介いたします。
なお動画でも分かりやすくご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。
目次
常駐アプリを終了・削除
これはAndroidでもiPhone等のiOSでも基本とされるものですが、バックグラウンドで動いているアプリを終了しましょう。これは終了して動かしていないと思っているアプリでも、実はメモリやCPUを消費して他のアプリの動作を邪魔している可能性があるためです。
バージョンによって表示の仕方が異なりますが、たいていの場合はバックグラウンドで動いているアプリを横か縦にスワイプして終了できます。端末によっては一気に削除できるボタンがあります。
メモリ解放アプリを使う
簡単にメモリを開放するのに役立つのがアプリです。以前にも紹介したことがある『節電♪長持ちバッテリー』など、メモリ解放系のアプリはたくさん無料でリリースされています。ご自身が気に入ったものを一つはインストールしておくと良いでしょう。
ウィジェットを削除する
Androidのホーム画面上に、時計や天気予報などを常に表示させることができる『ウィジェット』を使用されている方は多いのではないでしょうか。しかしウィジェットは自動で通信を行ったり表示を切り替える為、メモリやバッテリーを消費しやすいというデメリットがあります。不要なウィジェットは削除しましょう。節電にもつながります。
不要なウィジェットを長押しして「削除」や「ゴミ箱」へ移動させれば削除可能です。
使わないアプリをアンインストール・よく使うアプリだけホームに登録
全く利用していないアプリでも、知らない所で通信を行っていたりメモリを消費していることがあります。使っていないアプリは思い切ってアンインストールしましょう!必要な時がきたら再度インストールすれば良いのです。
使っていないアプリでも、どうしてもアプリをアンイストールしたくない場合は強制停止させましょう。[設定]>[アプリと通知]>[xx個のアプリをすべて表示]から強制停止させるアプリを選択します。[強制停止]をタップしてください。注意事項が表示されますが[OK]を選択します。
再度そのアプリを起動すれば、強制停止は解除されます。ちなみに強制停止させると通知なども来なくなりますので、メールや LINE アプリなどを強制停止させている間はメッセージを受信しなくなる可能性がありますのでご注意ください。
また使用頻度の低いアプリをホーム画面に登録していませんか?たくさんのアプリがホーム画面にあると動作遅くなる原因になります。ホーム画面にはよく使うアプリのみ登録し、使用頻度が少ないものはホーム画面から削除しましょう。
ライブ壁紙をやめる
見た目がカッコイイ・綺麗という理由で、ホーム画面の壁紙を「ライブ壁紙」にしている方もいるでしょう。しかしライブ壁紙はCPUに負荷をかけ、メモリを消費する要因になりバッテリーの減りも早くなってしまいます。可能な限りライブ壁紙はやめて静止画に変更しましょう。
空き容量の不足
スマホ本体の空き容量(ストレージ)が不足するのも、動作が重くなる原因になります。まずは現時点の容量の使用状況を確認してみましょう。
[設定]>[ストレージ]から、何がストレージを消費しているのか表示されるようになっています。こちらの例だと写真と動画、アプリが多くのストレージを消費している状態です。
上記でもお伝えしたように、使わないアプリをアンインストールしてください。さらに容量不足の原因となりやすい写真や動画も不要なものは削除したり、パソコン等に移動させて容量を確保しましょう。
キャッシュを削除
キャッシュというのはインターネットやアプリを利用している際に、同じ画像など2回目以降は素早く表示させるためにデータを一時的に保存するものです。本来素早く表示させるものではありますが、不要なものが蓄積されていくと動作が重くなる原因になります。
動作が重い・遅いと感じるアプリは[設定]>[アプリと通知]>[xx個のアプリをすべて表示]からアプリを選択し、[ストレージとキャッシュ]>[キャッシュを削除]で削除してみてください。
不要な通信を抑える
Wi-Fi・Bluetooth・GPSなどの通信もCPUに多少なりとも負荷をかけています。利用していない通信はオフにしておきましょう!これはバッテリーの節約にもつながりますね。
自動同期を見直す
アプリによっては自動で同期するものがあります。例えばカレンダーやメール、各種 SNS サービス、Dropbox や Google ドライブのようなクラウドサービスです。
自動同期が頻繁に行われると、その分スマホに負荷がかかることになります。Google 系のアプリであれば、端末の設定>アカウント>Googleから同期の設定を変更することができます。アプリによっては同期の間隔を自分で設定することが可能です。間隔が短い場合は長めに設定してみてください。
アプリや OS を最新バージョンに更新する
アプリや OS のバージョンが最新バージョンになっていない場合は更新をしましょう。更新することで不具合が解消されたり、機能が向上することで動作が快適になる場合もあります。
アプリであれば Google Play ストアアプリを開き、画面右上のプロフィールアイコンから[アプリとデバイスの管理]>[すべて更新]をタップしてください。
OS は[設定]>[システム]>[システムアップデート]から更新を行えます。最新バージョンになっているかご確認ください。
アニメーション効果を変更orオフにする
設定の中に開発者向けオプションという設定項目があります。その中にアニメーション効果に関連する項目があるのですが、それらの設定を変更することでスマホの動作が早くなる可能性があります。
基本、デフォルトでは開発者向けオプションが表示されていませんので、まずは表示されるようにしていきましょう。
- [設定]>[デバイス情報]>[ビルド番号]があります。このビルド番号を7回ほど連続でタップすると表示されるようになります。
- 次に[設定]>[システム]>[詳細設定]>[開発者向けオプション]の順にタップしていきます。
- 開発者向けオプションの中に「ウィンドウアニメスケール」「トランジションアニメスケール」という項目があるので、これらを選択してください。
- 設定を「オフ」にするか「.5x(0.5倍)」にしましょう。
あまり知られていない方法ですが、画面遷移の滑らかさがなくなるデメリットはありますが、アニメーション効果を使わないことで CPU への負担が軽減されるので高速化が期待できます。
※機種や Android のバージョンによって開発向けオプションの表示場所や表示内容が異なります。
バックグラウンドプロセスの上限を変更する
続いても開発者向けオプション内での項目から設定を変更します。
開発者向けオプション内にある[バックグラウンドプロセスの上限]という項目を探して選択してください。
デフォルトでは[標準の上限]となっていますが、これを[プロセスの上限:4]に変更してみましょう。
バックグラウンドプロセスの上限は、裏側で動かせるアプリの数を制限するものです。[プロセスの上限:4]に設定した場合は、裏側で動かせるアプリの数が4つまでに制限することになります。4つでもかなり少ない数となりますので、重たいゲームを行う場合などに一時的に制限するという使い方にされることをお勧めします。プロセスの上限を少なくすることで、LINE などの通知が来なくなることもあります。
再起動
メモリ解放で一番効果があると言われているのが再起動です。不要なメモリが解放されて、その時利用していないアプリを終了させるからでしょう。上記の方法を試してから再起動をして、Android端末をスッキリとさせると良いですね。