マクドナルドに学ぶネットで客単価を簡単に上げるテクニック
「ネットで少しでも商品やサービスが売れるようにしたい!」「客単価を上げたい!」と思われている方に今回お勧めしたいのがクロスセリングというテクニックです。
クロスセリングとは、既に商品やサービスを購入してくれた顧客、または購入しようとしている見込み客に対して主の商品やサービスの他に、関連する別の商品やサービスをアプローチすることを言います。
例えばマクドナルドでハンバーガーを注文するときを思い出してみてください。
ハンバーガーを単品で注文したとすると店員は「一緒にドリンクはいかがですか?」 と勧めてきます。これがクロスセリングです。
本当はハンバーガーだけを注文するつもりだったのが、店員からドリンクを勧められ、ついついドリンクまで注文してしまったという経験はないでしょうか?私はいつも「じゃあお願いします」と言ってしまいます…。
もちろん、勧められた全ての人が他の商品まで注文してしまうということはありませんが、勧められた一定割合の人がクロスセリングによって購入するという事実があります。
実際、マクドナルドではこの「ドリンクはいかがですか?」で売り上げ、利益を増大させたと言われています。ドリンクはとても利益率の高い商品ですからね。
本来ならハンバーガーしか購入しなかったはずの人に対して、「ドリンクはいかがですか?」とアプローチするだけで、何割かの人は別の商品まで購入してしまうのですから、クロスセリングを試みなかった場合に比べて当然利益が増加します。ファストフード店ではどこでもやっていますよね!
インターネットビジネスで応用するには?
このクロスセリングはインターネットビジネスでも応用することができます。応用することで、簡単に収益を増加させれる可能性があります!
既存客に対してのクロスセリング
まず、今までにあなたから製品やサービスを購入してくれた顧客に対してのクロスセリングについてです。
今までにあなたから製品やサービスを購入してくれている方に対してであれば、以前購入してくれたものと関連する商品や興味を持っていそうな分野の商品を提供することがベストです。
前回までの取引で、その顧客が商材に対してや、あなたの対応に対して満足していれば、再度別の商品をアプローチしても購入してくれる可能性が十分あるからです。
よく新しい商品を販売しようとするときに、また新たに見込み客を集めてからアプローチをする方がいらっしゃいます。しかし、まずは既存の顧客に対してアプローチをした方が、見込み客を獲得するために必要な時間やお金・労力は非常に少なくて済みます。
例えば「モニター価格」「先行販売価格」など、最初は既存客に対してだけ販売を試みて価格調査や満足調査を行います。そこでアンケートなどをしてもらい、正式販売の際に喜びの声を新たな見込み客に対して見せることができますね。
見込み客に対してのクロスセリング
次に、商品を今購入しようとしている見込み客に対してのクロスセリングについてです。このクロスセリングで分かりやすい例はショッピングサイト大手の Amazon です。
Amazon では自分が購入しようとする商品などを表示すると「よく一緒に購入されている商品」と、他のお勧め商品も表示されるようになっています。これもクロスセリングの一種です。
「ついでにこれも購入しておこう。」「これも必要かもしれないな。カゴに入れておこう。」と追加で商品が購入される可能性があります。Amazon ではかなり前からお勧めの商品が表示されるようになっており、今でも消えないということはそれなりに効果があるのでしょう。
最近では Amazon のように「この商品を買った人はこんな商品も買っています」や「この商品と一緒に○○○はいかがですか?」と、システムで表示させることができるショッピングカートが多くなってきています。
「そのようなシステムがなかったら?」。必ずしもシステムで表示させる必要はありません。上記のように別の商品をページのフッターや申し込みページなどに表示させておくだけでもいいでしょう。
また商品の申し込みや購入が完了したページ(サンクスページ)に、クロスセリングとして別の商品を勧めるという方法もあります。ちょっとしたアプローチがあなたの収益を増加させる手段となりますので、是非ご活用下さい!
さらにもう一つ簡単に売上アップにつながるアップセリングについてこちらでもご紹介しています。