動画編集ソフト「Filmora」と「AviUtl」はどっちが良い?比較した結果…
動画編集ソフトは探せばとても多くのものが見つかりますが「どれを使うのが良いか分からない」と思われる方も多いのではないでしょうか?例えば
- 初心者向け/プロ向け
- 無料/有料
- シンプル/高機能
- インストール型/オンラインツール
など選択する際に考えることもたくさんあるので迷ってしまいますよね。
今回は、動画編集ソフトを探していると多くの方が紹介している知名度の高い「Filmora(フィモーラ)」と「AviUtl(エーブイアイ ユーティエル)」について、それぞれのメリット・デメリットなどを比較しながらご紹介していきたいと思います。
導入の簡単さ
Filmora は無料でダウンロードすることができ、Windows であればダウンロードしたファイルをダブルクリックするだけでインストールすることが可能です。
インストールすれば動画編集機能を含め、フィルタなど多くの機能がすぐに使用できるようになっています。チュートリアルもあるので、動画編集の一通りの流れも分かるでしょう。(Windows & Mac の両方に対応しています。)
AviUtl も無料でダウンロードすることができ、インストールも簡単です。しかし AviUtl は本体だけでは最低限の編集しかできず、別途自分で自分に必要なプラグイン(拡張機能)を見つけて導入しなければなりません。
プラグインを入れていない場合、例えば動画は wav と avi しか入力することができません。そのため mp4 や webm など別のファイル形式の動画を編集したければ、そのためのプラグインを入れなければならないのです。
そのためパソコン初心者の方には、導入時点でややハードルが高いのではないかと思います。(AviUtl は Windows のみ対応し、Mac 非対応です。)
価格とサポート
Filmora は無料で試すことができますが有料ソフトです。価格はパソコン1台の永久ライセンスであれば9,980 円(税込)です。
使用しているユーザーも多く、検索すれば主要な機能の操作方法等は見つかると思います。また公式サイトにも使い方ガイドや動画でのチュートリアルなどがたくさん公開されているため、操作に困っても解決できるでしょう。
マイナーアップデートなどもされるので、不具合などがあれば解消されていく可能性が高いです。またお客様サポートが無料で提供されています。
一方 AviUtl はフリーソフトで完全に無料で使用が可能です。「KENくん」という方が個人で開発したソフトで、有志の方がフィルタやプラグインを作成・公開しています(一部有料プラグインもある)。
無料であるため、何か問題があっても保証されませんし、不具合があったとしても解消されるとは限りません。現時点での最終アップデートが「2019/10/3」となっていて、アップデートの頻度も少ないため、将来使用し続けることができか不明です(例えば Windows の大型アップデート等に対応するとは限らない)。
AviUtl も知名度が高いソフトですので、検索すれば問題解決のための情報は得られると思います。ただ、直接開発者側にサポートしてもらうのは難しいです。自分で検索して情報を集められる人向きですね。
操作性/わかりやすさ
Filmora は初心者であっても非常に簡単に動画編集ができるソフトです。UI(操作画面)も分かりやすく直感的に操作できるようになっています。動画素材の追加やフィルタを付けることもなど、タイムライン上にマウスでドラッグするだけで可能です。
AviUtl の UI は、比較してみると一目瞭然。昔ながらの古い感じがします。各機能のウィンドウもバラバラになっているので、自分でウィンドウを整列させていく必要があります。
良く言えばシンプルなのですが、個人的には「これからクリエイティブに動画編集しよう!」とテンションが上りません…。
機能や素材
Filmora はインストールするだけで、様々な機能が標準で備わっています。インストールしたら直ぐにでも動画編集を行い、クリエイティブで質の高い動画を簡単に作成することが可能です。
様々なエフェクト(動画に適用する効果など)が用意されているので、適用したい動画にドラッグするだけ!動画と動画の切り替え時に適用するトランジションもたくさんあります。
また BGM や効果音などのオーディオ素材やイラストアイコンなどの素材も数多く含まれています。自分で素材サイトを巡って探してこなくても良いのです。
ただ、無音検知アドオンやエフェクトなどは追加ができますが「こんな機能を追加したい」と思っても、自分で機能を拡張していくことができません。提供されている機能の中で動画を作成していくことになります。
Filmora は初心者から中級者向けです。エフェクトをカスタマイズしたり、より細かく動画をコントロールしたい場合は、中級者から上級者向けの「FilmoraPro」をご使用になってみてください。
>FilmoraPro のホームページ
一方で AviUtl は初心者から上級者でも使用ができるソフトです。先程も記載しましたが、AviUtl はプラグインを入れていくことで機能を拡張していきます。
※「AviUtl プラグイン」などで検索して探すことができます。
プラグインによって機能を拡張しないと機能的にも弱く、自分が思ったような動画を作成することができません。エフェクトやトランジション、オーディオ素材やイラスト素材なども、自分で探して用意する必要があります。
しかし、公開されているプラグインは非常に多く、あらゆる機能を追加できると言っても過言ではありません。自分が動画でやりたいことができるプラグインを探して導入すれば、自分好みの動画編集ソフトにしていくことができます。
AviUtl の最大のメリットが、この機能の拡張性だと言えるでしょう。
まとめ
Filmora は有料ソフトとは言え、安価で高機能です。非常に操作性も良く使いやすため、動画編集初心者の方やパソコンにあまり慣れていない方でも直感的に動画作成ができるでしょう。
簡単にクオリティの高い動画を、スピーディーに作成したい方にお勧めです。私が、動画編集を始める友人に真っ先に進めているのも Filmora です。操作ガイドなども豊富にあり、サポートも充実していると思います。
試すのは無料ですぐにできます。気になる方はダウンロードしていただき、実際に動画編集を行ってみてください。
>Filmoraのダウンロードページ
AviUtl は完全無料で使用できるフリーソフトです。動画編集の初心者でも使うことは可能ですが、パソコンに慣れていない方にとっては操作性は分かりにくく、導入もややハードルが高いかもしれません。
しかし豊富なプラグインによって機能を拡張することができ、様々な表現を行うことができます。導入から操作・編集まで、分からないことがあれば自分で検索して調べて解決していける方、完全無料で自分好みの動画編集ソフトを求めている方にお勧めです。
導入ができるか、編集が思い通りにできそうかなど、ソフトをダウンロードしてお試しになってみてください。
>AviUtlのホームページ
両方を使用してみて、私が個人的にお勧めするのは Filmora です。