コーヒーフレッシュは「油+食品添加物」でミルクじゃない!
あなたはコーヒーフレッシュを使っているでしょうか?
カフェ・喫茶店でもファーストフード店でも、コーヒーを注文すれば必ずと言っていいほど「コーヒーフレッシュ」が付いてきます。ドリンクバーであれば好きなだけ使用できるようになっています。
当たり前のように使っている人もいると思いますが、そもそもコーヒーフレッシュって何からできているのか疑問に感じたことはないでしょうか?
私自身はカフェオレやラテのような牛乳が入ったものを飲むので気にしたことがなかったのですが、知人が「カロリーを気にして牛乳ではなくコーヒーフレッシュにしていると」言っているのを聞いたのがきっかけで、「牛乳とコーヒーフレッシュだとどっちがカロリーが高いのか」が疑問になりコーヒーフレッシュについて調べることにしました。
カロリーより気になるコーヒーフレッシュ原材料
カロリーについて調べていましたが、カロリーのことよりも気になったのがその原材料です。白くてとろみのあるコーヒーフレッシュですが、あれは本物のミルク(牛乳)ではありませんでした。生クリームのようなものだと思っている方も多いようですが、コーヒーフレッシュは『植物油にミルクの白さを出すために添加物で濁らせたもの』ということが分かりました。
つまりミルクに似せたニセモノということです!
油が原料なので、そのままでは水(コーヒー)に溶けません。ですから乳化剤(界面活性剤)を入れています。日持ちさせるためのpH調整剤や色を調整するカロチン色素、クリームっぽい風味を出すための香料とトロミを出すための安定剤などなど・・・。実際に商品の原材料名を見てみればわかるのですが、ビックリするほど添加物が入っています。(※商品によって原材料は異なります)
また虚血性心疾患・メタボリックシンドローム・糖尿病などのリスクを高めると指摘されている(世界保健機関の報告書による)トランス脂肪酸も含まれている場合があります。アメリカの食品医薬品局では、2018年以降はトランス脂肪酸及びその発生源になる油を食品に使用することを原則禁止すると発表しているのです。
ここでは「コーヒーフレッシュを使うな」と言いたいのではありません。口に入れるものなので、それがどのようなものなのかを知っているか知っていないかというのは大きな違いがあると思います。知っていれば子供に与えなかったのに、知らないが故に子供に与え続けてしまうということもあるでしょう。
ちなみにきっかけとなったカロリーですが、コーヒーフレッシュは1個(5ml)あたり13~15kcal程度。牛乳はコップ半分(100ml)で70kcal程度です。1mlあたりのカロリーは牛乳の方が低いということです。
フレッシュを始め油を原材料にしている食品はたくさんあります。もし食品の安全性や健康についてご興味があるのであれば、下記の本もお勧めです。いかに普段摂取している油が恐ろしいものなのか、そしてどのような油を摂取すべきなのかが分かります。