【iPhone】アプリのキャッシュを削除する手順(不具合や重さの解消)
iPhone や iPad を使っていて「操作が重く遅い」「アプリが正常に動作しない」など、イライラすることがないでしょうか?その原因の一つに「キャッシュ」があります。
キャッシュは一時的にスマホに保存されているデータです。キャッシュによってアプリの表示速度を早くするなどの効果がありますが、時には破損したキャッシュデータ等によって不具合の原因になることがあるのです。今回は iPhone や iPad でキャッシュを削除する手順をご紹介します。
目次
アプリのキャッシュってどんなもの?
アプリのキャッシュは、ウェブサイトの閲覧履歴、画像データ、動画データなど、アプリを快適に使うために必要な情報を一時的に保存しておく仕組みです。
例えば、Instagram アプリを開くと以前見た写真がすぐに表示されますよね?これはキャッシュのおかげです。毎回データを読み込む必要がないため、アプリの動作や表示速度が速くなるメリットがあります。
しかし、このキャッシュが溜まりすぎると、ストレージ容量を圧迫し、iPhone 全体の動作が重くなってしまう原因に。さらに、アプリの不具合やクラッシュの原因にも繋がることがあります。
iPhone でアプリのキャッシュを削除するメリット
アプリのキャッシュを削除すると、以下のようなメリットがあります。
- iPhoneの動作が軽くなる:不要なデータが削除され、ストレージ容量に余裕ができるため、iPhone全体の動作が軽快になります。
- アプリの動作速度が向上する:キャッシュがクリアされ、アプリが最新の情報を読み込むようになるため、動作速度が向上する可能性があります。
- ストレージ容量の確保:写真や動画、新しいアプリをインストールするために、ストレージ容量を確保できます。
- アプリの不具合を解消:キャッシュの蓄積が原因で起きていたアプリの不具合が解消されることがあります。
iPhone でキャッシュを削除する際の注意点
キャッシュ削除はメリットだけでなくデメリットも存在します。
全てのアプリでキャッシュ削除できるわけではありません。というのも、アプリによってはキャッシュ削除機能が備わっていない場合があるためです。この場合、アプリの入れ直しが必要な場合があります。入れ直す場合、必要データ・重要なデータは事前に iCloud やパソコンにバックアップを取っておきましょう。
また、一時保存された画像や動画などのデータが消えるため、アプリの動作が一時的に遅くなる可能性があります。
iPhone & iPad のアプリのキャッシュ削除方法
iPhone や iPad などの iOS 端末のアプリのキャッシュ削除は Android よりも面倒です。Android のキャッシュ削除方法は簡単で、基本的にどのアプリであっても同じ手順によってキャッシュ削除ができます。しかし iOS はアプリごとにキャッシュ削除の方法や手順が異なるのです。
Safari ブラウザのキャッシュ削除方法
例えば iOS 標準ブラウザの Safari であれば、[設定]アプリ>[アプリ]>[Safari]>[履歴とWebサイトデータを消去]から削除を行います。
LINE アプリのキャッシュ削除方法
LINE アプリの場合は、アプリ内にキャッシュ削除機能があります。
[ホーム]>[設定]>[トーク]>[データの削除]>[キャッシュ]の項目内にある[削除]を選択しましょう。
X(Twitter)アプリのキャッシュ削除方法
X(Twitter)もアプリ内の操作で削除が可能です。
プロフィールアイコン>[設定とプライバシー]>[アクセシビリティ、表示、言語]>[データ利用の設定]の順に選択していきます。
[データ利用の設定]の中に[メディアストレージ]と[ウェブサイトストレージ]があり、それぞれを選択するとキャッシュを削除することが可能です。
メディアストレージは画像や動画に関するキャッシュで、ウェブサイトストレージは外部ウェブサイトの Cookie やログイン情報などに関するキャッシュです。
その他のアプリ(YouTubeやインスタ等)のキャッシュ削除方法
ご紹介してきたように、いくつかのアプリでは[設定]からキャッシュ削除が行えたり、アプリ内からキャッシュ削除を行うことができます。
しかし、それらができないアプリの場合は、一旦アプリを iPhone や iPad からアンイストールして再度インストールし直す必要があります。代表的なものだと YouTube アプリや Instagram のアプリなどです。正直、面倒ですよね…。
アンイストールする際はデータのバックアップや引き続きについてしっかりと確認してから行うようにしてください。