ChatGPTの文章・レポートはバレる!バレない方法とは?
ChatGPT を活用してレポートや作文、論文などを作成している人が増えているようですね。人の手だと膨大な時間がかかる文章作成でも、AI に任せてしまえば楽々できてしまう便利なツールです。
しかし、ChatGPT で作成した文章なのかを判別する方法がいくつかあり、ChatGPT で作成した文章は簡単にバレる可能性が高いです。
今回は ChatGPT で作成した文章かどうか判別する2つの方法と、バレないようにする方法についてご紹介していきます。
ChatGPT を使うとバレるのか検証
まず判別する2つの方法をご紹介いたします。1つ目が ChatGPT そのものに「ChatGPT が作成した文章なのか聞く方法」、2つ目が ChatGPT を提供している会社 OpenAI が公開している「AI Text Classifier」というツールです。その他にも「GPT Zero」というツールもあります。
実際にやってみましょう。まず ChatGPT で文章を作成してもらいます。今回は「Google の会社について2000文字程度で教えて」と指示を出しました。
では、作成された文章をコピーしてから「下記の文章は ChatGPT が作成した文章ですか?」という指示とコピーした文章を貼り付けます。すると「はい、上記の文章は ChatGPT が作成したものです。」と返ってきました。
では AI Text Classifier も使用してみます。[Text]ボックスに文章を貼り付けて[Submit]を押します。文章量が少ないと判別してもらえないのでご注意ください。
するとこのような表示になります。「The classifier considers the text to be possibly AI-generated.」日本語にすると「AI によって生成された可能性がある」ということです。
「少しでも文章を自分で修正したり、付け加えれば大丈夫じゃない?」と思われるかと思います。なので、先程の文章を修正したり、自分の言葉を付け加えた文章で ChatGPT に聞いてみましたが…「ChatGPTが作成したものです」と返答がありました。Classifier でも同様に「AI によって生成された可能性がある」になります。
次に、自分自身でもっと文章を追加修正した場合も行ってみます。ChatGPT が作成した元の文章が50%程度残っている感じです。しかし、どちらも AI による文章だと判断されました。結構厳しいですね…。
一応、全て人の手で書いた文章でも調べてみます。
ChatGPT の方は「上記の文章はChatGPTではなく」と判定されました。Classifier では「AI によって生成された可能性は非常に低いとみなします。」と判定されました。
注意が必要なのは、判断が必ずしも正確ではないことです。ChatGPT で書いた文章であっても違うと判断されたり、逆に人が書いた文章を ChatGPT や その他の AI で書いた文章だと誤判断することが結構あります。また短い文章だと精度が低くなりやすいようです。そのため、現時点では参考程度に考えた方が良いかと思います。とは言え、今後より精度が高まっていく可能性は十分考えられます。
ChatGPT の文章だとバレないようにする方法とは?
もしレポートや論文作成などで ChatGPT を使用する場合、 ChatGPT に書かせたものだとバレないようにするには2つの方法が考えられます。
まずは、ChatGPT に作成させた文章以上に自分の言葉を追加するなどの加筆修正を行うことです。 ChatGPT が作成した文章内容を参考にしながら自分自身の言葉を追加することでバレにくくなる可能性があります。ただし、ネットにあるようなありきたりの文章を多く追加していると AI の文章だと判断される可能性が高いです。
また Google の Bard など、他の AI ツールで作成した文章を混ぜた場合でも、AI 文章だと判断されることが多かったので、面倒ですが自分の文章を入れることは重要だと考えられます。
もう一つも似ていますが、レポートそのものを ChatGPT に作成してもらうのではなく、構成や見出しのみ考えてもらう方法です。例えば次のようなプロンプトを入れて構成を考えてもらいます。
あなたは{行動心理学を勉強する学生}です。
以下の制約条件と入力文をもとに{レポートの構成}と参考文献を出力してください。# 制約条件:
•重要なキーワードは必ず含める。
•レポートの文章量は{5000文字}を想定。# 入力文:
{行動心理学の基礎や概要についてのレポートを作成する必要がある。}
# 出力文:
(深津式プロンプト参考)
このようなプロンプトにすることで、どのようなレポートを書けばよいのか構成案を出すことができます。各見出しを検索して出てきたサイトを参考にしたり、書籍を参考にして文章を書いていくことで、オリジナルのレポートを完成させることができます。本文を書くのは自分自身なので面倒ですが、「何を参考にした?」と聞かれても答えることができます。