Facebookは友達を増やしても意味がなくなる仕組み『エッジランク』がある
Facebookを使ってビジネスの告知に使いたいと思っている方、既に使っている方は多いと思います。もしあなたがビジネスの告知として使いたいと思っている場合、「たくさんの人に告知をするには、たくさんの人と“友達”になればいい」とお考えではないでしょうか?
でも本当に友達を増やせば、たくさんの人に投稿を見てもらえる(告知ができる)のでしょうか?
「友達が1,000人になった!」「3,000人を目指す!」という方をよく目にするのですが、それで本当に多くの人に何かをアピールすることができるのでしょうか?
今では自働友達増加ツールのようなSNSの本質から外れる残念なツールが出回ったり、友達を増やすためのfacebookページやグループがたくさんあります。友達を増やすだけなら簡単にできてしまうわけです。
しかし、Facebookでは友達の数だけ増やしても意味がなくなる仕組みがあることをご存知でしょうか?
「ちゃんとコミュニケーションを取りましょう」とか「より良い関係を保って交流しましょう」ということを言いたいのではありません。ビジネスとして割り切ったとしても、Facebookの仕組み上、どれだけ友達の数だけ増やしてもあなたの投稿は見られなくなるのです。
あなたの存在がなかったものにされる仕組み
この仕組みは『エッジランク』と呼ばれるもので、結構前から言われていることなので「今さら?」と思われる方もいると思います。そのような方はfacebookの仕組みについて理解されていると思いますので、この記事を読む必要がないでしょう。
もし「エッジランクってなに?」と思われた方には是非ご覧頂きたいです。
そもそもFacebookのニュースフィードに表示される投稿は、ツイッターのように全ての友達やファンページの投稿を表示しているわけではありません。「並べ替え」で「ハイライト」になっている場合、どの友達やファンページの投稿を表示させるかを選択して表示しているのです。
ここでエッジランクと呼ばれるランクが低い人は、投稿しても友達のニュースフィードには表示されません。つまりあなたは存在しないのと同じなのです。
友達に自分の投稿を見てもらいたいのであれば、エッジランクを上げる必要があります。エッジランクを上げるポイントは3つあり、「親密度」「重みづけ」「時間」です。
親密度
投稿者と、その投稿を見る人(友達など)との関係が親密であるほどエッジランクが高くなるというものです。
例えば友達から「いいね!」をよく押してもらったり、コメントをもらえば、その友達にとってあなたは親密度(重要度)が高くなり、その友達のニュースフィードにあなたの投稿が表示されやすくなります。
重みづけ
「いいね!」ボタンを押してもらうよりも、コメントをもらう方がエッジランクへの影響が強いとされています。つまり「いいね!」ボタンを押してもらうよりもコメントを残してもらう方が重みがあるということです。
時間
過去にエッジランクに与えた影響よりも、今影響を与えているものの方が重要であるということです。ですから、過去にたくさんの「いいね!」やコメントをもらっていても、時間の経過とともに、その評価は低くなっていくということです。
おそらく友達になったばかりの時はエッジランクが高いか、それ以外のアルゴリズムで投稿が表示されるので、多くの人に投稿を見てもらうことができるでしょう。しかしそれは一時的なものであり、たくさん友達を増やしてもエッジランクが伴わない限りいずれ投稿が見られなくなります。
仮にビジネスのツールとして割り切って使うにしても、自分の投稿を多くの方に見てもらいたいのであれば、見てもらう側(友達)とコミュニケーションを取る必要があります。
自分の投稿にだけ意識をするのではなく、友達の投稿に対して「いいね!」を押したりコメントを残したりすることで、自分から積極的に親密度を上げていくことが大切です。
友達の数は見込み客リストの数では決してありません。画面の向こうにはあなたと同じ感情を持った“人”がいるということを忘れないでください。