Fire TVとChromecastはどっちを買う?購入して違いや特徴を比較

Fire TVとChromecastはどっちを買う?購入して違いや特徴を比較
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2021年05月19日 in Web・IT, 商品・サービス
記事内にPR・広告が含まれる場合があります

通常であればパソコンやスマホで観覧する YouTube や Hulu、NetFlix、Amazon プライム・ビデオなどの動画配信サービスですが、Fire TV や Chromecast などの端末を使用することでテレビでも観ることができるようになります。一人であっても家族や友達とであっても、やっぱりテレビに映して観ることができるのは良いですね!リビングなどでゆっくりとくつろぎながら観ることが可能です。

さて、このような端末で有名で人気があるのが Amazon から出ている『Fire TV(Stick)』と Google から出ている『Chromecast』です。どちらも同じような機能ですし、観覧ができる動画配信サービスも似たり寄ったりです。

私は Fire TV Stick と Chromecast の両方を購入して使用しています。今回はどちらを買おうか迷っている方向けに、それぞれの違いや特徴などの比較情報をご紹介いたします。

広 告

Chromecast の特徴

まず Google の Chromecast についてです。これには通常版の『Chromecast』に加え、4K 対応で動画を楽しむことができリモコン付きの『Google Chromecast with Google TV』の2種類があります。前者の定価が 5,000 円前後、後者が 7,600 円前後で提供されています。

Google Chromecast 第三世代 2K対応
Google Home との連携で声でテレビのオン・オフを操作したり、動画を映し出すことも。

▼ 4K 対応&リモコン付属タイプ

Google Chromecast with Google TV
最大 4K HDR に対応した高速ストリーミング。コンテンツの読み込みが、さらに高速になりました。

先程も記載しましたが、観覧ができる動画配信サービスは Chromecast も Fire TV もほとんど変わりません。知名度の高い動画配信サービスであれば、どちらもほぼ対応していると言って過言ではありません。

Chromecast で対応しているサービスやアプリ
Chromecast で対応しているサービスやアプリはこちら

Chromecast の特徴としては、やはり Google 系のサービスに問題なく対応している点でしょう。例えば人気の YouTube。普段スマホで使用している YouTube アプリからキャストアイコンをタップするだけでテレビに映し出すことができます。
アイコンをタップするだけでキャストする

Google ビデオのコンテンツや Google フォトの写真や動画も簡単にキャストができるようになっています。Google フォトは写真や動画を容量無制限に保存ができ、さらに手ぶれ補正やパノラマ作成機能などが充実しています。それらの写真や動画をテレビに映して家族などと一緒に観覧できるのは本当に便利です。

テレビにキャストするには対応アプリをスマホで開いて行いますので、Fire TV のように物理的なリモコンはありません。リモコンがなくてもアプリで簡単にテレビに映し出すことができるようになっています。

ただ残念なことに Amazon プライム・ビデオのアプリは Chromecast に対応していないため、そのままではプライム・ビデオをテレビで観ることができません。数年使用してみてこれが一番残念なことだと感じています。→ 対応しました!

Fire TV の特徴

Fire TV には『Fire TV Stick』と、4K & Alexa 対応の『Fire TV』の2種類があります。前者の定価が 4,980 円、後者が 6,980 円で、私が所有しているのは Stick の方です。

Fire TV Stick
HDMI 端子対応のテレビに挿すだけで、映画やビデオをテレビの大画面で楽しめるデバイス。

▼ 4K & Alexa 対応版はこちら

Fire TV Stick 4K – Alexa対応音声認識リモコン付属
4K Ultra HD、Dolby Vision、HDR、HDR10+ などに対応しており鮮明な映像、臨場感のあるサウンドを楽しめます。

Fire TV は物理的なリモコンが付属しており、スマホがなくても操作をして動画を楽しむことができます。シンプルなリモコンで一般的なテレビのリモコンよりも直感的に操作ができるのではないでしょうか。

音声の認識もできるので、声で操作が可能です。スマホが使えない子供や、スマホの操作が苦手な方にはとても便利だと思います。リモコンの代わりになるスマホアプリもありますが、正直このアプリは使いにくい。リモコンでの操作の方が快適です。
音声認識リモコン付属

Fire TV の一番のメリットは Amazon プライム・ビデオに対応していることでしょう。Amazon プライム会員であれば様々な映画やドラマが追加料金無しで見放題のプライム・ビデオは利用されている方は多いと思います。これをテレビでくつろぎながら観ることができるのはとても便利です。

もちろん他の多くの動画配信サービスなどにも対応しています。
Fire TV で対応しているサービスやアプリはこちら

現時点で Fire TV でも YouTube アプリがありますので観ることは可能です。ただニュースなどでも話題となりましたが、Amazon と Google の仲があまりよくなく Fire TV で YouTube の閲覧ができなくなったことがありました。今後 YouTube が見れなくなるという可能性は十分にあり得るので、普段 YouTube をよく観るという方は Chromecast がお勧めです。

Chromecast
Google が提供するデバイス。YouTube や Google フォトなども簡単にテレビで観覧ができる。

Chromecast で Amazon プライム・ビデオを観ることは可能ですが、音声認識リモコンでサクサクビデオを観たいという方、また YouTube よりも Amazon プライム・ビデオをよく観る方であれば Fire TV がお勧めです。

Fire TV Stick
音声認識リモコン付属で見たいコンテンツにすぐアクセス。Amazon プライム・ビデオもすぐ観覧!

「どちらを買うべき」とここで断定することはできません。それは自分が使用したい動画配信サービスが対応しているか、動画を見たいのか写真を見たいのかなど、ご自身がどのような目的を持っているかで購入すべきものが変わるからです。ぜひご自身の目的に合わせて購入してみてください。※購入前に目的の動画配信サービスが観覧できるか等チェックはお忘れなく!

執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。