アドセンス・YouTubeの広告単価と5月の最新情報(終了する機能など)
このページでは2020年5月12日現在におけるアドセンスと YouTube の最新情報(終了する機能なども)や、コロナの影響による広告単価について、そして今作るべきコンテンツについてお伝えいたします。
目次
アドセンスで終了する機能とサービス
広告掲載率
まずアドセンスで終了する機能ですが、5月20日に広告掲載率の機能が削除されます。広告掲載率は効果の低い広告の表示を抑え、効果の高い広告を優先的に表示させるための機能でした。無駄な広告を表示させないようにするため、ユーザー的にも有益な機能なので私も使用していましたが残念ながら終了してしまうようです。
尚、サイト運営者が操作しなければならないことはありません。この広告掲載率の代わりになるような機能が追加されることを期待したいです。
>公式:広告掲載率の機能を終了します
サイト運営者向けツールバー
また Chrome ブラウザの拡張機能である「サイト運営者向けツールバー(Google Publisher Toolbar)」も5月以降提供されなくなります。
このツールは自分のサイトに表示されたアドセンス広告を誤ってクリックしてしまわないようにしてくれたり、広告ごとに収益の状況を確認できる便利なツールでした。既にアカウントによっては機能しないようになっています。
YouTube の収益に税金がかかる
次は YouTube の収益についてです。以前までは日本に居住する日本国籍の方であれば、収益に対して税金が差し引かれることはありませんでした。しかし YouTube 経由の収益の内、米国の視聴者から発生した収益には税金が源泉徴収されるようになりました。
あくまでも米国の視聴者から発生した収益に対してのみ徴収されるのと、現時点では全てのアカウントに対して徴収されているわけではないようです。対象となる収益の金額の大きさによって対象になるならないがある可能性があります。ちなみに早い方だと2020年1月1日から徴収の対象となっているとのことです。
また差し引かれた金額は確認可能で、アドセンス管理画面の[お支払い]>[ご利用履歴]の詳細で「米国の源泉徴収」と表示されます。
YouTube でコメントが先に表示されるように
YouTube アプリの最新バージョンでは、動画閲覧画面のデザインが変わりました。今まで動画の下には[次の動画]と[関連動画]が表示され、その次にコメントが表示されていましたが、コメントが先に表示されるようになりました。ユーザーとのコミュニケーションを大切にしている方にとってはとても良い変更ですね。
アドセンス・YouTubeの広告単価は戻るのか?
コロナの影響によってアドセンスや YouTube での広告単価が下がっているということは、以前にも下記の記事でご紹介した通りです。
PV や視聴回数が増えているのであれば、広告単価が下がっても収益総額は大きく減っていない方もいらっしゃると思います。しかし PV や視聴回数が増えていない場合は収益総額もかなり減ってしまい困っているのではないでしょうか。
5月に入り少しだけ単価が上がったかなという印象もありますが、それでも普段よりかなり低いですよね。
広告単価に関しては外出自粛が解除されていくにつれて徐々に上がっていくのではないかと考えられます。単価が上がり始めた時に、多くの方に自分のコンテンツが見てもらえるようにコンテンツ作りを頑張りましょう!
今どんなコンテンツを作るべき?
ではどのようなコンテンツを作っていくべきなのでしょうか?
もし今すぐにでも「PV を増やしたい」「視聴回数を増やしたい」という場合は、自粛ムードの中で多くの人に求められるコンテンツを作成すれば良いですよね。例えば
- 家で仕事をしている人に役立つコンテンツ
- パソコン向けコンテンツ
- 家でできる遊び(子供向け、大人向け)
実体験としてもゲーム関連(今だと「どうぶつの森」)やアプリ関連はよく見られています。
ただコツコツと作っておくことをお勧めしたいのは、自粛が解除された時やコロナが収束した時に多くの人に求められるようなコンテンツです。コロナはいずれ収束するでしょうから、その時に向けたコンテンツを作成しておくことで他の人よりもリードできる可能性があります。
「具体的にどのようなコンテンツなのか?」と思われるでしょうが、残念ながら明確にお伝えすることはできません。
ご自身が提供しているジャンルでは、コロナが流行する前とした後でどのような変化があったでしょうか?そして今後どのような変化がありそうかを想像してコンテンツを作り出してみてください。
特に今のような状況の中、誰かに「〇〇をやればいい」「〇〇を作ればいい」と言われたまま行動しているだけだと何歩も出遅れてしまいますし、悪い人たちに搾取されてしまうかもしれません。
「○○をするだけで YouTube で稼げる」とか「アドセンスで楽々稼げるシステム」のような情報商材が出回っています。また「YouTube インストラクター養成講座」みたいなものまで増えてくると思いますが、講座修了証や認定証をもらっただけでは稼げません。甘い誘惑に引っかからないようにご注意ください。