アドセンスのアンカー広告、ページ上部表示を無効にして下部に固定する
アドセンスの『自動広告』の中に『アンカー広告』があるのはご存知だと思います。モバイル向けページで、画面の上部または下部に固定で広告が表示されるものですね。当初はページ下部にのみ表示されていたアンカー広告ですが、段々とページ上部にも表示される頻度が高くなってきました。
そしてヘルプページには
アンカー広告はユーザーの画面の上部に表示されますが、ユーザー エクスペリエンスの妨げになるとみなされた場合は、画面の下部に掲載されます。
という文章に変更されました。基本は上部に表示されるようになり、状況によって画面の下部に表示されるということです。
上部の方が収益性が高い?
アドセンスでこのような変更があったということは、アンカー広告がページ下部に表示されるよりも上部の方が収益性が高いと判断したということのようです。
またスマホの場合、ページをスクロールする際にページ下部に表示されるアンカー広告に指が触れてしまいミスタップしてしまう可能性も高いです。このようなミスタップを防ぐためやユーザーエクスペリエンスの観点から変更されたのかもしれません。
ページ上部への表示を無効にして下部に固定する方法
表示される場所に関しては、基本的にはアドセンス側に任せるのが良いと思います。しかしサイトの構成などによっては、上部へ表示されることでユーザーエクスペリエンスが損なわれたりミスタップが起こりやすいこともあるでしょう。
そのような場合はページ上部への表示を無効にして下部に固定することが可能です。自動広告のコードに「overlays: {bottom: true}」のパラメーターを追加することでアンカー広告が上部に表示されなくなります。
自動広告のコードに追加するとこのようなコードになります。
<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-1234567891234567" crossorigin="anonymous"></script> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({ google_ad_client: "ca-pub-1234567891234567", enable_page_level_ads: true, overlays: {bottom: true} }); </script>
「広告コードの修正はポリシー違反になるのでは?」と思われるかもしれませんが、この修正は許可されている変更方法ですので、ポリシー違反には該当しませんのでご安心ください。
注意点として、ヘルプページには下記の文章もあります。
収益性という観点からは上部に表示される方が良いということなので、どうしても上部に表示されるのは困るという場合以外は修正しない方がお勧めです。