アドセンス広告のクリック単価が0円や1円になる原因と対処方法
こんにちは、Google AdSense 公式ヘルプフォーラム トップレベルユーザーの竹中です。
あなたもご存知のことと思いますが、Googleアドセンスはより良いコンテンツを提供してアクセスを集めて広告がクリックされることで報酬が発生します。サイトや広告によって異なりますが、1クリックあたりの報酬は20~30円くらいが平均的だと言われています。
しかし、広告がクリックされているのに収益が「0円」や「1円」になってしまうことがあるのです。AdSenseフォーラムでも度々このような状況についてご質問される方がいらっしゃいます。このページでは、広告がクリックされても収益が「0円」や「1円」のような数字になってしまう原因と対処方法をご紹介致します。
「0円」や「1円」になる原因
収益が「0円」や「1円」などの少額の単価である原因についてです。考えられる原因は下記の通りです。
- そもそもクリックされていない。
- 無効なクリックと判断された。
基本的には「無効なクリックと判断された」場合が有力な原因と考えられます。
たまにアクセス数が少なくクリックされていないのにも関わらず「収益がずっと0円」という方がいらっしゃいますが、アドセンスはある程度のアクセス数がないとなかなかクリックもされません。良質なコンテンツを作り続けてアクセスを増やすように頑張ってくださいとしか言えません^^;
またアドセンスは広告主の予算や数が単価に影響を与えるため、何も問題がない場合でも「1円」や数円など単価が低くなることもあります。
「無効なクリック」とは?
クリックされても収益が発生しない原因は無効なクリックであったためだと考えれます。ではその「無効なクリック」とは何なのかですよね。これは下記の3つに分類することができます。
- 自己クリック。
- ミスクリックなど成果のないクリック。
- 不正なクリック。
1. 自己クリック
アドセンスでは自分が設置した広告を自分自身でクリックすることを禁止しています。何回も自己クリックをすればアカウント停止になる重大なポリシー違反です。家族や知人にお願いしてクリックしてもらうのも絶対にやってはいけません。
アドセンスを始めたばかりの人だと「広告が機能しているか心配」という思いで、確認のためにクリックしてしまう方がいます。このような確認もポリシー違反となりますので絶対にしてはいけません。もし広告が機能しているのかクリックして確認したければ『Google Publisher Toolbar』を使用してください。詳細は下記ページに記載してあります。
基本的に自己クリックをした分の収益は除外されるようになっていますので、誤って1回や2回広告をクリックしてしまったような場合は報告する必要はありません。
2. 成果のないクリック
ユーザーが広告を見るつもりがないのに誤ってクリックしてしまったようなミスクリックの場合も収益にならないことがあります。例えば広告をクリックして広告主のサイトへ移動したけど、すぐに戻るボタンで戻ったような場合です。広告主にとって何らメリットのないクリックは、広告主を守るために0円とするわけです。
稀に意図的にミスクリックをさせるような広告配置を見ることがありますが、このようなことは絶対にしてはいけません。成果のないクリックが多くなれば、サイト全体のクリック単価が下がる原因ともなります。つまりまともなクリックであっても、単価が低くなる可能性があるのです。
ですから意図的でないにせよ、ミスクリックが発生しやすい広告配置にならないように気をつけてください。例えばSNSボタンなど、他にクリックするボタンなどが近くにあるのが原因となることがあります。
3. 不正なクリック
ロボットによるクリックや特定の人が一定期間内に意図的に何度もクリックしているような場合も収益になりません。上記の成果にならないクリックと同じようなものですが、こちらは対処方法が異なります。
Googleでは不正なクリックがあっても、それらを自動で検知して収益対象から除外するようになっています。昔は「アドセンス狩り」と呼ばれたりもしましたが、自動で検知してくれるようになったので不正クリックがあってもすぐにアカウント停止などにはならなくなりました。しかし不正クリックが続くのに何も対処しないのはよくありません。
「いつもと様子がおかしい」と感じたらGoogleに報告するのが望ましいです。具体的な対処方法は下記ページにまとめてありますので、ぜひご覧ください。