AdSense広告をクリックした人のIPを取得してアドセンス狩り対策
Google AdSense のアカウントは一人一つしか所有できない、とてもとても大切なものです。一度でも AdSense アカウントが停止(無効化)になってしまうと、再度取得することができないのはご存知のことだと思います。
自分自身がポリシー違反となる行為をしないのはもちろんですが、他者の嫌がらせによる不正クリックがないかを監視するなど、可能な限りアカウントを良好な状態に保つことも運営者の義務としています。
基本的に不正なクリックは無効クリックとし自動的に弾かれますが、もし明らかに不正クリックがあると確認できるような場合には、それがなくなるように努力をするか、それができないような状況であればAdSense側に報告をしなければなりません。
とは言っても、「アドセンス狩り」と呼ばれるような不正クリックを発見するのは容易なことではないでしょう。ですが誰にでも今すぐできる対策はしておくべきです。例えば「サイトの認証の設定」や「アナリティクスと連携」などです。詳細は下記ページをご確認ください。
ただし上記の設定だけでは不安だと思われる方も多いでしょう。やはり一番恐いのは、第三者に不正に広告をクリックされることです。AdSenseでは不正クリックがあれば自動的に検知して排除してくれるようになっています。ただサイト運営者としても、嫌がらせのように不正クリックをする人を見逃して放置はしたくありませんし、可能であればそのような人の情報をAdSense側に報告するのがベストです。
クリックした人を特定する方法
もし広告をクリックした人のIPアドレスを取得して、不正クリックがないかを把握するにはアナリティクス以外のツールを使用する必要があります。そのツールでお勧めなのが『リサーチアルチザンプロ』です。
>http://pro.research-artisan.net/
リサーチアルチザンプロはアナリティクスで把握できないような情報を取得することが可能で、サイトの改善にも役立てることができる優れたツールです。
リサーチアルチザンプロを使ってみる
月額490円~の有料ツールですが、30日間は無料で試すことができます。30日間だけでも今のサイトがどのようになっているのかを確認するために、一度お使いになってみてはいかがでしょうか。発行されたタグをサイトのコードに貼り付けるだけで使用が可能です。
AdSense広告をクリックした人のIPアドレス
まずはこのツールの特徴の一つであるIPアドレスの取得です。※どのサイズの広告がクリックされたかや、クリックされたページのURLも把握ができます。
管理画面で[AdSense IPアドレス]を確認すると、どのIPアドレスが何回クリックしたかが表示されます。もしここで、特定のIPアドレスが大量にクリックしていれば要チェックということになります。
IPアドレスをクリックして表示されるページで「訪問者」をクリックしましょう。
するとそのIPアドレス所有者の国・都道府県・OS・ブラウザなどの詳細情報が表示されます。
さらにその下には、どのページを観覧して広告をクリックしたのかを把握することが可能です。
嫌がらせ目的で単純に広告だけを何回もクリックしているのか、それとも様々なページを観覧する上で広告がクリックされているのかを判断する材料になると思います。
明らかにおかしいと思ったのであれば『無効なクリックの連絡フォーム』から報告をしましょう。
訪問者録画機能を使用してユーザーの行動分析
上記のIPアドレスを取得するだけでも使用する価値があるツールですが、アナリティクスには無い機能で面白いのが『訪問者録画』です。これはランダムに選ばれたサイトにアクセスしている人が、サイトをどのように観覧しているのかを観ることができるものです。
ページ内のどの部分が何秒観覧され、どこをクリック(スマホであればタップ)したかなどを動画で確認ができます。
どのように確認できるかの動画はこちら
これは普通のアクセス解析では把握できないものなので、サイト改善に非常に役立ちます。特にECサイト等、ユーザーの導線が重要視されるサイトで活用ができるのではないかと思います。AdSenseを使用していないサイトでも十分役立つツールですね。