GAを活用!アドセンスで収益性が高いページを作成する方法
このページでは Google アドセンスで収益性が高いページを作成して収入を増やすための方法をご紹介していきたいと思います。アドセンスで稼ぐためには何をすべきなのか詳細にご紹介している下記ページも人気がありお役に立てると思いますので是非ご覧ください。今回は下記ページの内容にプラスして、より多くの収益を上げるための方法をご紹介していきます。
さて、このページをご覧の方であれば、おそらくほとんどの方が Google アナリティクスを使用されているのではないかと思います。でもしっかりとそのデータを活用できているでしょうか?ただ単にアクセス数を見るだけのツールにしていませんか?
Google アドセンスで得られる収益を増やしていきたい、収益性を高めていきたいという方であれば Google アナリティクス(GA)を活用されることをお勧めします。
なお動画でもご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
アドセンスの収益性とは?
アクセスを多く得るために「Google アナリティクスを活用しましょう」ということは聞いたことがあると思います。例えばアクセスが多くあるページを確認し、それに関連するようなコンテンツを増やしていくような活用方法ですね。確かにそれは間違っていませんし、その方法も全然ありだと思います。
しかしアドセンスで収益を多く上げていくには、単純にアクセスを増やすだけでは物足りません。
アクセスを増やすことも大切ではありますが、アドセンスで収益を上げていくのに重要なのは「収益性」です。ここで言う収益性は、アドセンス管理画面内で出てくる「RPM」と同じだとお考えください。
ご存知だと思いますが、RPM は 1,000 回表示あたりの収益額を現した指標の一つです。例えば RPM 300円 は、1,000 PV あれば 300 円の収益を上げているということになります。
RPM に影響を与える要素
RPM / 収益性 はサイトのジャンルごとによってかなり差があります。よく言われるような、クレジットカードや不動産などのジャンルであれば RPM も高くなるでしょうし、ゲームなどのジャンルであれば低い傾向にあります。
RPM は広告のクリック率やクリック単価によって変わってきますが、例えば RPM に影響を与える可能性があるものはこのようなものです。
- ユーザーの属性や興味関心
- 広告サイズ&広告フォーマット
- 広告の配置・数
- 広告のブロック
- 環境
ユーザーの属性や興味関心
アドセンスの広告はそのページの内容に関連する広告が出るだけではありません。そのページを見ているユーザーの属性や興味関心がある広告を表示するパーソナライズ広告というものがあります。
例えば釣りに興味がある人が釣りに関して Google で検索したりショッピングサイトを覗いたりすると、その後頻繁に釣りに関する広告が表示されるようになります。また「引っ越し」と Google で検索していただけなのに、住宅や引越し業者などの広告が表示されたりします。あなたにも同じような経験が何度もあると思います。
サイトのジャンルとは全く関係のない広告が表示されるのはパーソナライズされているためですが、どのようなことに興味を持っているユーザーなのかによって広告単価にも影響が出る可能性があります。
広告サイズ&広告フォーマット
広告サイズや広告フォーマット(広告の種類)もクリック率や単価に影響を与えるため RPM(収益性)に関係してきます。
広告サイズに関しては、サイトのスペースによって自動で調整されるレスポンシブタイプの広告がデフォルトになっていますが、特別な理由がない限りはサイズを固定せずレスポンシブ広告にされることをお勧めします。その方が、表示スペースを最大限活かした広告が表示され収益性が高くなります。
またどの広告フォーマットを使用するかも重要です。例えばモバイル向けのページであれば、自動広告の中にある[全画面広告]は収益性が高くアドセンス側もお勧めしている広告フォーマットです。
広告の配置・数
どこに広告を配置するか、またどれくらいの数の広告を入れるのかによってクリック率が大きく変わります。広告の数は多くすれば良いとは限りませんし、配置もサイトによって、またページによっても異なってきます。
後ほどご紹介する方法で、収益性が高いページはどのような配置になっているか、いくつの広告を設置しているかを確認し参考にしてみてください。
広告のブロック
アドセンスでは特定の広告のジャンルや、特定の広告をブロックして表示させないようにすることができます。しかし多くの場合、ブロック機能を使用することで収益性を上げることは難しく低下させる原因となります。基本的にはブロックしないことをお勧めします。
環境
景気の善し悪しや季節、3月・6月・9月・12月など決算期やイベントが多い時期なのか、それともそれ以外の月なのかによって広告単価が上下します。
ページごとの収益性を確認する
今ご紹介した RPM に影響を与える要素の中でも特に広告の配置によって大きく影響され、サイト運営者がコントロールしやすいので、どこに広告を設置すれば収益性が上がるのかということに注力されている方も多いと思います。しかし今回はサイトごとのジャンルや広告の配置ではなく、ページごとの収益性に注目していきたいと思います。
アクセスが多いページであれば、それなりに収益は上がるでしょう。しかし「アクセスが多い = 収益性が高い」とは限りません。例えば 100,000 PV で 20,000 円の収益がある A ページ。10,000 PV で 5,000 円の収益がある B ページでは、収益額では A ページの方が高いですが、収益性は B ページの方が高いですね。(A ページは RPM 200円、B ページは RPM 500円であるため。)
収益性を高める観点からは B ページに関連したコンテンツを作成した方が良いことになります。もちろんアクセスが集まらないようなコンテンツでは話になりませんが…。そこでページごとの収益性を確認するために Google アナリティクスを活用してみましょう。
※アドセンスと Google アナリティクスが連携できている必要があります。もしまだ連携していない方は連携をしておいてください。
アナリティクス「サイト運営者のページ」
まず Google アナリティクスにログインし、確認したいサイトのプロパティで行動>サイト運営者>サイト運営者のページをクリックしてください。ページの URL やページビュー数、収益額などの情報が表示されます。
見方は色々ありますが、最初に[サイト運営者の収益]をクリックして収益額が多いページ順に並び替えましょう。
[サイト運営者の収益]の右の列に[サイト運営者の収益/ 1000 セッション]というのがありますね。これが RPM に当たる部分なので、主に見ていくのはこちらのデータです。※[サイト運営者の収益/ 1000 セッション]で並び替えをしないのは、RPM が高くても PV が少なすぎて参考にならないページのデータが表示されるためです。
PV が少ないとデータの信頼性が薄れますので、[サイト運営者の収益化ページビュー数]も確認して PV が少ないようであれば、対象期間を長くしてみてください。
では[サイト運営者の収益/ 1000 セッション]を上から見てみてください。このサイトの場合 RPM が約 2,000 円を超えるようなページもあれば、逆に 100 円程度のものもあったりと様々でした。ページによって収益性がかなり異なることが分かるのではないでしょうか?
どのようなジャンルやネタのページが収益性が高いのかをピックアップしてみてください。また、ジャンルやネタだけが収益性に影響を与えているとは限りません。収益性が高いページの広告の配置や文章量・書き方、画像を入れている場所や数なども影響している可能性があります。
スマホから見るユーザーが多いのか、それともパソコンから見ているユーザーが多いのかでも収益性に影響を与えます。どの端末から見ている割合が多いのか、端末ごとの収益性も確認することが可能です。
[サイト運営者のページ]の一覧の中から確認したいページの URL をクリックします。
表示されたページの[セカンダリ ディメンション]を[ユーザー]>[デバイス カテゴリ]に変更してください。
するとパソコン・タブレット・モバイル毎の収益性を確認することができます。
収益性が高いページをいくつかピックアップして分析することで、今後どのようなページを作成していくかの参考になるかと思います。細かいページの分析もしたいのであれば、ヒートマップなどが見れる『Pt engine』も併用してみると良いです。
PV が多いのに収益性(RPM)が平均よりも低いページは、記事途中に設置している広告の配置を変更することでクリック率を改善して RPM を高めることができる可能性があります。RPM が低いから見捨てるのではなく、改善すべき点がないか一度は確認されることをお勧めします。