アドセンス「ページ単位の違反」の3つの解決方法
こんにちは、Google AdSense 公式ヘルプコミュニティ エキスパートの竹中です。
常にポリシーに違反しないように気をつけることが大切な Google アドセンス。しかしポリシーに気をつけていても違反してしまうことは誰にでもあるでしょう。まずポリシー違反には[アカウント単位の違反]と[サイト単位の違反]、[セクション単位の違反]さらに[ページ単位の違反]がありますので、今回はアドセンスで「ページ単位の違反」の警告を受けてしまった時の解決方法をご紹介いたします。
ページ単位の違反に対処するには?
ページ単位の違反は、特定のページ内に禁止コンテンツが含まれているなどが原因となって警告される場合が多いです。例えばあるページにだけ暴力的なコンテンツが含まれていたり、コンテンツが乏しい状態になっているなどです。
ポリシー違反の警告が来たら多くの方が焦ることでしょう。「どうしたら解決できる?」「とりあえず削除すれば大丈夫?」など困惑されると思いますが、焦って一番やってはいけないことが、そのページを削除してしまうことです。
警告が来たページを削除するという解決方法もあるのですが、単純に削除してしまうだけだと「このサイト運営者は改善する意志がない」と判断されかねません。
1. ページを修正する
最も良い解決方法は、問題が指摘されたページを修正することです。アドセンス管理画面の[ポリシーセンター]には具体的ではないかもしれませんが、どのようなことでポリシー違反と判断されたのかが記載されているはずです。まずはポリシー違反がないようにページを修正しましょう。
修正をする際はコンテンツに問題がないよう、徹底的に修正をしてください。「少し変更しておけば大丈夫だろう」「ダメだったらまた修正しよう」など、中途半端に修正して解決しようとされる方がいらっしゃいます。
しかしポリシー違反はそのサイト運営者の履歴として残りますし、何度もポリシー違反を繰り返していると、サイト単位で広告が配信されなくなったりアカウント停止のリスクもあります。
「AdSense プログラムポリシー」をお読みいただき、しっかりとページを修正しましょう。
修正ができたら管理画面の[ポリシーセンター]から[審査をリクエスト]してください。
2. ページから広告を取り除く
良い解決策ではありませんが、コンテンツの修正が完璧にできないと思われる場合などは、対象のページから全てのアドセンス広告のコードを取り除く(削除)する方法もあります。
WordPress などを使用され、サイドバーやヘッダーなど全ページで共通して広告を表示させているような場合は対応が難しいので厄介です。広告非表示用のテンプレートを作成して適用させるなど方法はありますが、テンプレートを編集するスキルがない人には困難かと思います。
また head タグ内に自動広告のコードを設置している場合は、それの削除を忘れないようにしてください。削除をしない場合はその URL を自動広告の表示対象から除外するよう設定しましょう。
ページから全ての広告を削除した場合は[審査をリクエスト]はしません。審査は広告コードが設置されているページしかしてもらえないためです。広告を削除しても警告はすぐに消えませんので、2週間ほどは様子をみてください。
広告を表示していなくてもポリシーに準拠していないページがサイト内に多くなると、サイト単位の違反として指摘される可能性があります。どうしても修正が困難な場合を除き、ページを修正するようにしてください。
3. ページを削除する
最初にページを削除するのは一番やってはいけないと記載しました。ページを削除してしまうと、広告を取り除いた場合と同様に審査をしてもらうことはできません。本当ならちゃんと修正すれば解決できたような違反でも、真っ先にページを削除してしまえば何もできなくなってしまうからです。
ただしページ内容のほとんどがポリシーに違反に該当するような状態であったり、著作権違反として警告が来ていたり、そのページがあることでサイト全体の印象を損なうような場合など、内容によってはページを削除してしまう方が良いこともあるでしょう。
削除した場合に気をつけなければならないことがあります。ページを削除すると、通常その URL にアクセスをすると「このページは見つかりません」などの 404 エラーページが表示されると思います。
その 404 エラーページ上に広告コードが含まれていないかを必ず確認してください。広告コードがあるといつまでもポリシーセンターから警告が消えない可能性があります。
※そもそも 404 エラーページ等に広告コードがあることがポリシー違反になり得ます。
また自動広告を有効にされている場合は、対象のページを除外して自動広告の配信対象から外しましょう。
ページを削除した場合も[審査をリクエスト]はしません。404 ページに自動広告のコードが含まれている場合は、URL を自動広告の表示対象から除外するよう設定しましょう。