即アカウント停止も!アドセンスとYouTubeポリシー更新!2020年9月最新情報
2020年9月の現時点でのアドセンスと YouTube の最新情報をお伝えしたいと思います。今回は先月に引き続きアドセンスの新たなポリシー更新に関して、また YouTube もガイドラインの更新が公表されているのでそれらに関しての情報をお伝えいたします。即アカウント停止にもなり得るポリシー更新についてなど、最初から最後まで重要な情報がたくさんありますので是非最後までご覧いただければ幸いです。
このページではテキストでもご紹介しておりますが、動画でも分かりやすく解説をしていますのでよろしければご覧ください。
目次
アドセンスの最新情報
まずはアドセンスに関する最新情報をお伝えしていきますが、YouTube にも関する内容となっています。
新しいレポート
アドセンス管理画面のレポートが新しくなりました。現時点で「ベータ バージョン」となっていて、このレポートページは段階的にリリースされていくため、もし今の段階で新しいレポートが表示されていなくても焦らなくても大丈夫です。
この新しいレポート公開に伴い、アドセンスのレポートデータが過去3年以内のものに制限されます。つまり過去3年までしかレポートとして表示されなくなります。
そして YouTube と AdMob のすべてのレポートデータが削除され、アドセンス管理画面上で日々のレポートを表示させることはできなくなりました。YouTube の日々の収益データは以前から YouTube Studio で確認すべきもので、アドセンス管理画面上では正確なデータが表示されていませんでしたので、ようやく表示されなくなったという感じです。
尚、このレポート削除によって支払われるべき収益額が減ったりすることはありませんのでご安心ください。
また過去のデータは期間限定でダウンロードが可能になっています。アドセンス管理画面の[レポート]のページで[保存]ボタンの右側にあるメニューアイコンを選択し、[既存のデータをダウンロード]をクリックすることで過去のデータを全てダウンロードすることができます。必要な方はダウンロードして保存しておきましょう。
サポート対象外の言語による収益化禁止
Google/アドセンスでサポートされている言語のコンテンツが含まれていない Web ページ、サイト、アプリの収益化が禁止されます。広告配信の制限ではなく禁止となっているので、多言語化されている方は注意が必要です。
「AdSense でサポートされている言語」のページでは現時点で収益化可能な言語が記載されていますので、日本語以外でコンテンツを提供されている方はご確認ください。
不適切な表示に関連するコンテンツの更新
「Google サイト運営者 / パブリッシャー向けポリシー」、いわゆる禁止コンテンツに関するポリシー内にある「不適切な表示に関連するコンテンツ」が更新されます。米国では2020年9月1日から、その他の国では2020年10月1日からこのポリシーの更新内容が適用されます。
ポイントとしては、政治や社会問題、国民の関心事に関するコンテンツで、自分の身分を偽ったり、詳細を隠したり、不正確に伝えることが禁止されます。Google はこのポリシー違反を非常に深刻に受け止め、それらを悪質であると看做すようになります。もし違反していることが判明した場合は事前の警告なしに即アカウントを停止すると記載されているので、かなり重い処置となるようです。(一時的な停止を含んだ意味なので、すぐにアカウントが完全に無効化されるとは限りません。)
選挙など政治的な情報を取り上げたり、社会的な問題を取り上げるようなコンテンツを公開されている場合は情報の信憑性や正確性に十分気をつける必要があります。
YouTube の最新情報
ここからは YouTube に関する最新情報です。こちらもガイドラインの更新や機能の追加がありました。
新しい権限の追加
YouTube Studio にログインできる権限に『編集者(制限付き)』の役割が追加されました。この権限は収益データへのアクセス権を付与しないで YouTube Studio でのアカウント管理ができるというものです。
動画のアップロードと編集、ドラフトの動画を削除可能ですが収益情報の閲覧はできません。チャンネルの動画管理をしてほしいけど収益情報は見られたくない場合に便利な権限ではないでしょうか。
有料プロモーションの申告
有料プロモーションを含んでいると申告された動画すべてに開示メッセージが表示されるようになりました。
今までは[有料プロモーションについて視聴者に知らせるため、動画にメッセージを追加する]にチェックを入れれば「有料プロモーションを含みます」というメッセージが動画の最初に表示されていました。しかし今後は有料プロモーションを含んでいると申告したすべての動画で表示されることになります。
有料プロモーションというのは例えば金銭や物品を提供してもらうことで、特定の商品やサービスを紹介することを言います。いわゆる企業案件などが該当しますので、そのような動画を公開される場合は申告しなければなりません。
ショックや不快感を与えるコンテンツ追加
[広告掲載に適したコンテンツのガイドライン]に「ユーザーに強いショックや不快感を与えるコンテンツ」の項目が追加されました。これに伴い、暴力および物議を醸す問題やデリケートな事象に関するガイドラインも更新されています。
視聴者が強いショックを感じたり、不快感を感じるようなコンテンツでは広告に制限がかかります。グロテスクだと感じるようなものはもちろんのこと、ニキビを潰すような問題なさそうなものでも対象となる可能性があります。
また大人なら大丈夫だろうと思われるコンテンツであっても、子供が観た時に強いショックや不快感を与えてしまうものになっていないかも注意が必要です。これは子供向けコンテンツではないものも含めてです。
[広告掲載に適したコンテンツのガイドライン]は収益化されている方にとって重要なガイドラインなので、再度全ての項目に目を通されることをおすすめします。