Google AI「Bard」が日本語に対応!使い方や ChatGPT との違いなど
2023年5月11日、ついに Google の AI チャットボットである「Bard(バード)」が日本語にも対応しました!このページでは、Bard の基本的な使い方の他に、ChatGPT や Bing AI との違いなどをご紹介していきます。
動画でのご紹介はこちら
Bard を使うには?
Google の Bard を使うには下記の URL にアクセスをしていただき、Google アカウントでログインをします。パソコンからでもスマホからでも可能です。
https://bard.google.com/
画面下部のテキストボックスに質問などを入力すれば回答をしてくれます。まだ Bard は開発中ですが、詩、プログラミング コード、楽曲、メールなど、様々な文章・テキスト形式のコンテンツを作成してくれます。
ChatGPT や Bing AI との違い
AI チャットボットとして知名度の高い ChatGPT や Bing AI との違いも簡単にご紹介いたします。
ChatGPT は2022年に一般公開され大きな話題になりました。現状で別のツールとの連携や、ChatGPT をベースにしたツールの開発・公開などができます。例えば LINE で ChatGPT を使用できる機能などが話題になりました。しかし ChatGPT は過去のデータ(現時点では2021年9月までの情報)を元にしているため、最新の情報に対応していないことがほとんどです。
この点 Bing AI は最新の情報にも対応しています。Bing AI は ChatGPT の有料版で使用可能な GPT-4 をベースにしており、かつ無料で使用が可能です。また回答された内容が、どの Web サイトを参考にしたのか URL を示してくれます。デメリットとしては、一つの話題で回答してもらえる数が20回に制限されています。そこまで長くやり取りをするケースは少ないかもしれませんが、複雑な情報整理などで使用する場合には注意が必要です。
Bard も Bing AI と同様に最新の情報に対応しており、いまのところ回答数に制限は無いようです。そして、回答スピードが他の2つと比較して圧倒的に早いです! ChatGPT は質問を投げかけてから回答が出揃うまでに時間がかかるので、その時間がもったいなかったり、イライラする方もいるでしょう。しかし Bard は回答に時間がかからず、非常に生産的です。
また Bard 曰く、「ChatGPTとBing AIよりもはるかに大きなデータセットでトレーニングされています。これにより、より自然で正確なテキストを生成できる」とのことです。
Bard の回答を保存する方法
Bard で回答してもらった内容は自分でエクスポートしないと保存されません。この点 ChatGPT は、過去のやり取りが自動で保存されていくので便利だと思います。
保存したい回答のエクスポートアイコンを選択し、Google ドキュメントか Gmail の下書きとして保存が可能です。
Bard アクティビティ(履歴)の削除方法
Bard では、過去にどのような投稿をしたかのアクティビティ(履歴)が残るようになっています。メニューの[Bard アクティビティ]を選択してください。
どのような投稿をしたのか表示されます。投稿内容の右側にある[×]を選択すれば、個別に削除可能です。
一括で削除したい場合は[削除▼]から可能です。全期間の一括削除や、指定した期間の一括削除ができます。
そもそもアクティビティを残さないようにしたければ、[Bard アクティビティ]を[オフ]にしましょう。
Google Bard はまだ開発段階のツールなので不便なところもあると思いますが、今後より進化して使いやすくなっていくことを期待したいですね。