YouTube 登録者0人で即収益化!話題の楽曲収益とは?
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今回は、チャンネル登録者が0人でも収益化できる、話題の「楽曲収益」についてご紹介していきます。昨年くらいから YouTube 界隈で盛り上がってきている収益化方法で今すごく注目されていますし、今後も新たな収入源としてどんどん浸透していくと考えられます。
「登録者0人で収益化なんて、本当にできるの?」「怪しい方法なんじゃないの?」って思いますよね?
大丈夫です。本当にできますし、何の悪いこともしないです。YouTube のポリシーに違反するようなものでもありません。既に YouTube で収益化できている人でも、さらに収益を増やすことができる方法なので、知らないと損です!
目次
チャンネル登録者が0人でも収益化できる楽曲収益とは?
さて、今回取り上げたいのは「楽曲収益」と呼ばれるものです。「BGM収益」や「著作権収益」と呼ばれることもあります。まずは、この「楽曲収益」とは一体何なのか、というところから解説していきます。
楽曲収益とは、楽曲が使用されたことで得られる収益のことです。例えば YouTube であれば、ショート動画で[サウンドを追加]から様々な曲を選択して使用することができます。ここには有名なものも含めてたくさんの楽曲がありますね。
ここで選択され動画に使用された楽曲の提供者(楽曲の作成者や著作権者など)は無料で使用を許可しているわけではありません。ちゃんと YouTube から使用料が支払われています。
YouTube ショートで収益がどのように分配されているかご存知でしょうか? YouTube はショート動画で得られた広告収益を一旦プールし、視聴割合に基づいて動画クリエイターに分配する仕組みになっています。
具体的には、ショート動画による広告収益は合算され、その一部が楽曲クリエイターへの報酬や音楽ライセンス費用に充てられます。※ここで言う「クリエイター」は、楽曲を作成・提供するクリエイターという意味です。
そして、残った広告収益の 45% を総再生回数に基づいて、各クリエイターに分配されます。私たちチャンネル運営者である動画クリエイターが広告収益として受け取っているのが、このグラフのオレンジ色の部分です。
一方、黄緑色の「音楽ライセンス費用」「クリエイターへの報酬」の部分が、楽曲提供者側に配分される収益です。今回お伝えしたい楽曲収益は、この黄緑色の部分のことです。
「楽曲を作っていない人には関係ないじゃん」と思いますよね。普通はそうなのですが、実は、この楽曲収益は歌や曲を作っていない人も受けとれる仕組みがあります。楽曲収益を受け取るための方法も3パターンありますので、ご紹介していきますね。
楽曲配信サービスで他人の楽曲を使用する
まず1つ目が一番簡単で、誰にでも始めることができす。それが他人の楽曲を利用して収益を得る方法です。
「他人の曲を利用しているのに収益が得られるってどういうこと?」と疑問に思われている方も多いと思います。実は、楽曲を提供している人の中には「自分の曲を使ってくれた人に収益の一部を分配してもいいから、たくさんの人に楽曲を拡散してもらいたい」と思っている方が多くいます。
そこで、動画を投稿している私たちクリエイターが、その人たちの楽曲を動画に使用し視聴者に届けることで、楽曲収益の一部を分配してもらうというものです。つまり、曲を動画に使って宣伝する対価として収益を受け取るということですね。
楽曲収益を受け取るためには、楽曲を管理する YouTube 以外のサービスを使用する必要があります。例えば「TuneCore」や「ShortsMusic」といった楽曲配信サービスがあり、特に TuneCore は知名度が高く、利用者も多いと思います。
私は TuneCore を使用していますが、収益性も悪くないと感じています。
だいたい、1000回再生あたり10円〜20円程度です。 YouTube のショート動画の広告収益が1000回再生あたり15円〜20円程度なので、収益化済みチャンネルであれば収益性が2倍になる感覚です。これってすごいと思いませんか? TuneCore を通して気に入った曲を使うだけで収益性が倍になるんです。
今回は TuneCore での利用方法について簡潔にご紹介いたします。
TuneCore の使い方からショート動画投稿
まずこちらから TuneCore クリエイターズに登録を行ってください。無料で登録や利用ができます。
> TuneCore クリエイターズ
登録を行うとこのような楽曲を選択する画面が表示されます。『はいよろこんで』など、誰もが知っているような有名な曲もあります。収益性に影響があるのが「楽曲利用者の収益シェア率」の部分です。このパーセンテージが高ければ高いほど、曲を使用して分配してもらえる収益が高くなります。
収益シェア率が高い順に並び替えることも可能です。高い順に並び替えてみると、収益シェア率が 100% の楽曲がたくさんあります。これは、TuneCore への手数料を除いて楽曲提供者に配分されたすべての収益を受け取ることができるというものです。もし 80% の場合、1000円の収益が発生したら、800円が動画投稿者、200円が楽曲提供者に分配されます。
収益シェア率が高いものの中で、自分が動画に使用したいものが見つかった場合はそれを使ってみましょう。使いたいと思った楽曲情報の右側にある[利用する]ボタンを選択します。
ここで曲を使用する YouTube チャンネルと連携する画面が表示されます。[YouTube チャンネルを連携する]ボタンから、チャンネルを管理する Google アカウントを選択してください。そして利用条件を一読して進めてください。
その他、銀行の情報などを入力して楽曲をダウンロードすることが可能です。
また楽曲によっては必ずしも自分のチャンネルと連携して使用できるとは限りません。楽曲提供者から承認されないと使用できない場合があるためです。例えば、楽曲提供者の意図した動画のジャンルと異なると判断されれば、承認されない可能性があります。
チャンネルとの連携ができたら、実際にショート動画に使用してみましょう。
YouTube アプリから動画を撮影、もしくは動画をアップロードしていただき[サウンドを追加]から、先程 TuneCore でチャンネルを連携した楽曲名を検索してください。
見つかったら、その楽曲をショート動画のサウンドとして使用するだけです!後はいつも通り動画を投稿してください。
TuneCore で収益の確認
TuneCore の場合、獲得した収益は翌月下旬に確定レポートとして表示されます。 YouTube のようにほぼリアルタイムではないのでご注意ください。
またレポートで表示される「動画視聴回数」と YouTube Studio 上の視聴回数にはズレがあります。視聴回数としてカウントするタイミングや条件が異なるためです。例えば、 YouTube では視聴回数がカウントされても、TuneCore 側では視聴時間が短いことでカウントされないようなケースが考えられます。
大きな収益になるとは限らないけど…
楽曲収益も動画の視聴回数が少なければ大きな収益にならないかもしれません。しかし、特に収益化していないチャンネルでは、どれだけ視聴されても収益が0円という状況より、少しでも収益が得られる方が動画投稿のモチベーションアップにもなります。ちょっとした機材購入資金に当てることができるかもしれません。
今はどのチャンネルでもショート動画を活用できる可能性があると思います。ショート動画はショートフィードに表示されなくなったら視聴されなくなり終わり、というイメージが強くないでしょうか?
以前まではそのような傾向が強く、ショートフィードでのインプレッションが頭打ちになると視聴されなくなってしまう動画が多かったです。しかし今は、ショートフィードだけでなく、検索やブラウジング経由で視聴されることが多くなりました。
こちらのグラフの動画であれば、動画投稿時はショートフィードで表示され、それ以降は検索経由で安定的に視聴されています。
長尺動画に誘導することは難しいかもしれませんが、ショート動画は、ショート動画だけでチャンネルを成長させれる可能性があります。
自分の楽曲を登録する(SoundOn)
2つ目は自分の楽曲を登録する方法です。「自分の楽曲なんて無いよ!」とおっしゃる方がほとんどだと思います。ただ最近では AI で生成した楽曲を受け入れてくれるサービスもあるので、Suno AI などで自分の楽曲を作成して登録することも可能です。
この2つ目の方法は、TuneCore のような楽曲配信サービスに自分の楽曲を登録し、その登録した楽曲が YouTube 内で使われることで、音楽ライセンス費用として収益を受け取ることができます。
楽曲配信サービスでは YouTube だけでなく、Apple MUSIC や Spotify、インスタ、TikTok、Amazon music など、様々なプラットフォームに配信を行ってくれます。例えば Spotify で自分が登録した楽曲が流れれば、それに対して収益を受け取ることが可能です。
自分の楽曲を登録できる楽曲配信サービスもいくつかあります。先程の TuneCore でも可能ですが、登録ごとに年会費用がかかるので、まずは無料で登録できるサービスを利用するのがおすすめです。例えば SoundOn があります。SoundOn は TikTok によって設立された楽曲配信サービスで、知名度も高いです。
> SoundOn
おそらく、自分の楽曲を作って登録するところまでやる人は少ないと思いますので、登録手順の詳細は割愛しますが、[アップロード]からファイルをアップロードして曲名などを入力するだけです。とても簡単です。
審査があるので、承認されると様々なプラットフォームに配信されるようになります。
楽曲配信について一つ注意点があります。簡単に楽曲配信できますが、簡単に大きなお金を稼げるとは限りません。「楽曲配信サービスを利用して1曲で数十万円稼げた」と紹介する方もいますが、ほとんどの場合はそんな甘くありません。たまに当たることはあるでしょうが、登録するだけで簡単に稼げるようなものではないのでご注意ください。
自分で登録した楽曲を自分の動画に使用する方法
では次に3つ目の方法です。3つ目は自分で登録した楽曲を自分の動画に使用することです。今お伝えしたように、登録して放置するだけで簡単に稼げるほど甘くはありません。そのため、自分の動画内で使用することによって楽曲収益を得るというわけです。
自分が楽曲配信サービスに登録した曲を自分自身で使用しても収益を得ることができます。宣伝しつつ楽曲収益を得て、チャンネルが収益化しているのであれば広告収益も得られます。ただこれは、2つ目の方法で自分の楽曲を登録している人しか使用できないので、全員がすぐにできるものではないです。
1つ目にご紹介した、 TuneCore を使用して楽曲を使うことで収益を得る方法が最も簡単です。チャンネル登録者数に関わらず利用できますし、費用もかかりません。ぜひ、今回の内容を参考にチャレンジしてみてください!