これBAN対象?初心者YouTuberがやりがちなNG行為10コ
今回は特に初心者 YouTuber がやりがち、でも絶対にやってはダメな NG 行為をご紹介していきます。「大丈夫だと思ってやっていたけど実は規約違反だった」「チャンネル停止されてしまった」ということが無いように、ぜひ今回の内容を参考にしていただければ幸いです。
なお【YouTube チャンネルを作成したら絶対設定すべき事10個】や【再生回数にも影響!YouTube に動画を投稿する時にやるべき事12個】という内容も投稿していますので、これらも合わせてご覧いただければチャンネル運営に役立てていただけると思います。
目次
01. 相互チャンネル登録
多くの YouTuber が収益化することを目指していると思いますが、想像以上にチャンネル登録者数が増えず苦戦されている方も多いでしょう。そのような時に手を出してしまうのが相互チャンネル登録です。
自分も相手のチャンネル登録をする代わりに、相手も自分のチャンネル登録をしてもらうものですね。このような相互チャンネル登録は「Sub4Sub」とも呼ばれ YouTube では許可されていません。
SNS 上で相互チャンネル登録を呼びかけている人も多いですし、気軽に参加してしまう方も多いですが絶対にやめましょう!
そのような相互チャンネル登録によってチャンネル登録者数が増えたとしても、後で YouTube 側に登録者数が減らされたり、収益化基準に含まれないようにされる可能性が高いです。
よく「友達同士で相互登録するのもダメなのか?」と質問されますが、相互登録する目的が単純に登録者数を増やす目的なのか、それとも相手のチャンネルに興味があって登録するのかで考えてみてください。
数件相互登録しただけでチャンネル停止になったりすることはないでしょうが、数稼ぎの登録は意味がありません。例えば新規で動画を公開した際に、登録者数に対して再生してくれる人数が少なければチャンネル評価にも影響するかもしれません。
02. エンゲージメントの購入
相互チャンネル登録よりも手っ取り早く、たくさんの登録者数を増やす方法がチャンネル登録者の購入です。検索すれば簡単に登録者数を増やすためのサービスなどが見つかりますが、絶対に手を出してはいけません!
チャンネル登録者に限らず、高評価や視聴回数や再生時間を増やすためのサービスも多くありますが、これらのエンゲージメントを購入することはポリシー違反です。
おそらく、このようなエンゲージメント販売ページには「YouTube にバレません」「最新のアルゴリズムで増やすので不正になりません」など記載されていることが多いですが、どのように記載されていても違反行為ですしバレます。
相互登録と同様に、後で登録者数や視聴回数などのエンゲージメントの数が減らされる可能性がありますし、過去にエンゲージメントを購入していたチャンネルが収益化審査に通らないこともあります。
リスクしか無いのでエンゲージメントを購入することは絶対にしないようにしてください。
03. コメント回り・あいさつ回り
自分のチャンネルや動画を宣伝し見てもらうために、他者の動画のコメント欄に「動画とても参考になりました!よろしけば私のチャンネルもご覧ください。」のようなコメントを投稿していく「コメント回り」「あいさつ回り」もしないようにしてください。
同じような内容のコメントを多く繰り返し投稿することで YouTube 側からスパムと判断される可能性があります。また他のユーザーにとってもチャネル運営者にとっても迷惑な行為です。
チャンネル登録者側にブロックされたり、他のユーザーによってスパム行為を行っているユーザーだと報告されたりすることで YouTube 側からスパムユーザーだと判断されると、真面目なコメントを投稿しても保留状態となり表示されなくなることがあります。
またガイドライン違反により、ご自身のチャンネルにまで影響する可能性も考えられます。
コメント回りに時間を使うよりも、視聴者が喜んでくれる動画制作に時間を使うことがチャンネル成長の近道になるのではないでしょうか。
04. 著作権・肖像権などを甘く考える
他人に権利がある写真やイラスト、漫画、動画を自分の動画に入れている方も多いですが、著作権を甘く考えている方が多いようです。
まず著作権を侵害しているか否かを YouTube が判断しているわけではありませんので、動画が公開できたとしても著作権に問題が無いと判断されているわけではありません。動画をアップロードした際に、音楽などであれば公開前にある程度チェックされます。しかし動画内の写真やイラストまでチェックできているわけではありません。
YouTube の基本的なスタンスは「他人に権利があるものを使用する場合は、その権利者に許可を得る。」です。これは著作権に限らず、肖像権などの権利も含みます。
権利侵害も複数回重なることでアカウントやチャンネル停止につながる重大な違反ですし、そもそも YouTube を抜きにしても法律に違反する行為です。「大丈夫だろう」と軽い気持ちで公開したことで訴えられ損害賠償を請求されることもあり得ます。
許可を得ていないもの、絶対に大丈夫だと断言できないものは使用しないのが無難です。
05. ゲーム実況、メーカーは許可している?
YouTuber として始めやすいジャンルにゲーム実況があります。始めたばかりでも人気のゲーム実況を配信することで波に乗りやすく、ゲームを楽しみながら収益化を目指せるので人気があります。
しかし、ゲームも著作権など様々な権利が関わっているものです。キャラクターや BGM、挿入歌など様々な要素が含まれていますよね。
気軽にゲーム実況を始める方も多いですが、そのゲームはメーカーが YouTube 等にプレイ動画を公開することを許可しているでしょうか?また注意事項や制限はないでしょうか?
メーカー側にとって、ゲームのプレイ動画を公開されることで購入者が減ってしまうのではないか、ネタバレなどによって購入した人の楽しみを奪ってしまわないかなど、動画公開に関して慎重に考えているところもあります。
最近ではゲーム発売に合わせて、メーカー側から動画公開や SNS への投稿に関する情報を公開するところも多くなりました。例えば動画配信は良くても営利目的はダメなど様々な注意事項がありますので、必ずメーカー側の情報を確認しましょう。
06. フリー素材も?権利的に問題なくても収益化できない可能性
権利的に問題のないフリー素材をご使用になっている方も多いと思いますが、フリー素材を使用していてもトラブルになるケース、収益化できないケースがあります。
例えばフリーのサウンド素材(BGMなど)を使用していた場合、確かにフリー素材として使えるものであっても使用方法に問題があることで著作権違反になったり収益化できないことがあります。
よく耳にするのが、使用していた音源を動画の主要なコンテンツとして判断される場合です。多くのフリー サウンド素材では、自分のオリジナルコンテンツを引き立てるための BGM として使用することを求めています。つまりサウンド素材を主たるコンテンツにすることを違反としている場合が多いです。
しかし自分のオリジナルコンテンツに BGM として使用していても、例えばオリジナルコンテンツが写真をスライドさせるだけのような動画であった場合、BGM が主たるコンテンツだと判断されることがあります。そのような場合に、素材提供側から著作権違反などで警告される方が多くいらっしゃいます。
必ず素材提供側の利用規約や使用方法の注意事項をしっかりと確認しましょう。
切り貼り動画で「再利用されたコンテンツ」に
最近では、YouTube に公開してある動画を自由に使うことを許可しているチャンネル運営者もいます。そのような許可された動画を使用して自分のチャンネルにも動画を公開したいと思われている方もいるでしょうが、許可され権利的に問題がなくても収益化できるとは限りません。
既に YouTube に公開されている動画の全部、または一部を再度公開した場合「再利用されたコンテンツ」と判断され収益化できないことがあります。ヘルプページには次のように記載されています。
再利用されたコンテンツとは、独自の解説や教育的な価値を十分に付加せずに他者のコンテンツを再利用しているチャンネルを指します。
許可された動画であったとしても、自分独自の価値を追加していなければならないということです。どれくらいの価値を追加しなければならないかは公開されていませんが、そのまま動画を公開したり、動画の一部を切り貼りしているだけでは収益化できない可能性があります。
07. アクセス権の販売
YouTube では商業利用が禁止されているものがあるのをご存知でしょうか?
例えば YouTube にアップした動画を限定公開にしておき、閲覧料を支払った人のみに動画のページにアクセスできるようにしたり、動画を視聴できるようにすることです。
お金を支払ってくれた人にだけ、限定公開の動画ページの URL を教えてオンラインセミナーやオンライン授業を視聴できるようにしている企業は結構ありますが、このような方法は YouTube の利用規約で禁止されています。※ YouTube 内の有料コンテンツの提供機能を使用する場合を除く。
詳細は下記ページでご紹介しております。
08. 本来のジャンル外に手を出す
なかなか視聴回数が伸びず悩んでいる方がやってしまうのが、本来のチャンネルのジャンル以外に手を出してしまうことです。例えば料理系のチャンネルを運営しているのにペット動画を出したり、トレンド系の動画を出したりすることです。
確かにトレンド系の情報を公開すれば、一時的に視聴回数も伸びる可能性があります。しかし既存のチャンネル登録者は困惑しますし、登録解除が増える原因にもなります。
それだけではなく、内容によってはチャンネル停止や AdSense アカウントの停止にまでなることがあるのをご存知でしょうか?
特にセンシティブな内容、物議を醸すような内容です。例えば悲惨な事件・事故を取り上げたり、信憑性があるかどうか分からない内容を取り上げることはやめましょう。実際に、悲惨な事件を取り上げ紹介したチャンネルや Web サイトの AdSense アカウントが停止された事例が多くあります。
本来のジャンル外かどうかに関わらずですが、動画を見た人が強いショックを受けることはないか、気分を害する人がいないか、不快にさせないか、心を傷つけることはないか十分に配慮する必要があります。これは「広告掲載に適したコンテンツのガイドライン」にも記載されている内容です。
09. 自分の広告をクリック・表示する
収益化されたばかりの人がやってしまうのが、自分の動画に表示された広告をクリックしたり、過度に表示させてしまうことです。これに関しての詳細は下記ページでもご紹介していますが、自分の動画に表示された広告をクリックすることは完全なポリシー違反になります。
即 AdSense アカウント停止にもなり得るものですので「広告が機能しているか確かめたい」と思ったとしても、絶対にやめてください。
また YouTube の場合は広告をクリックしなくても、一定時間広告を視聴するだけで収益が発生してしまいます。そのため過度にご自身の動画を自分自身で再生させることも控えてください。動画を確認するのであれば YouTube Studio の動画詳細ページから行うか、YouTube Premium を使用されると良いと思います。
10. 「他のチャンネルでやっているから」は通用しない
「有名な人がやっているから」「有名な人が勧めているから」という理由で、ポリシーやガイドライン違反になるような行為やグレーな方法を行ってしまう方もいます。
どれだけ有名な人が勧めていたりやっていたとしても、ダメなことはダメです。「他のチャンネルでは問題ないから」という理由は通用しません。
YouTube 公式のヘルプページやチャンネル、ポリシーやガイドラインなどでどう公開されているかを、必ずご自身で確認して判断できるようにしましょう。当サイトでもポリシーなどの更新があればお知らせしていきます。