動画に付いた【低評価】が多いと評価や露出に影響するのか?
YouTube で動画を投稿している方であれば、自分の動画に付けられた評価の数を気にされている方も多いのではないでしょうか。高評価が増えれば喜び、低評価が付くと気持ちが凹んでしまう。自分の動画の評価が数字で見えてしまうので、気持ちも一喜一憂してしまいますよね。
「低評価が付いたら動画の評価が下がってしまうのでは?」
「イタズラで低評価を押されても大丈夫なの?」
「低評価が多いとチャンネルの評価も下がってしまうのでは?」
このように、特に低評価が付くことに対してナーバスになってしまう方が多いようです。
では本当に低評価が付くだけでマイナスの影響を受けてしまうのでしょうか?それほど低評価はチャンネルや動画に対して影響力が大きいのでしょうか。
低評価には種類がある
チャンネルが成長するにつれて多くの人に動画が視聴されるので、それに比例して低評価も一定数付くようになるのはどのチャンネルでも言えることです。
しかし、低評価にも2種類あります。
まず1つ目は、イタズラや嫌がらせ目的に付けられる低評価。
そして2つ目は、動画を見た上で「内容が良くなかった」「もっと改善してほしい」など正当な批評としての低評価です。
イタズラや嫌がらせの低評価は大丈夫?
動画を公開するとすぐに低評価が付くということはないでしょうか?明らかにしっかり視聴されていないのに、公開後すぐ低評価が付く場合はイタズラや嫌がらせ目的の可能性が高いです。
チャンネル登録をして、動画公開の通知に気付くとすぐに低評価を付けに行く人というのがいます。わざわざ何でそんなことまでするのか理解できませんが、そういう人は一定数いるようです。
またたくさんのアカウントを使用し、大量に低評価を付けるような人もいます。
実は私も先日公開した動画に対して、短時間で大量の低評価が付きました。再生回数と低評価の数が同じくらいになっているような時もあり、炎上するような内容でもないし明らかに不自然な状態です。
高評価よりも圧倒的に低評価が多い状態が続きましたが、この動画が普段公開している動画と比較してマイナスの影響があったのかと言われると全くありませんでした。
結果的にどうなったかと言うと、このようにほとんどの低評価が除外されました。
本人が一つ一つ消していったとは考えにくいので、YouTube 側によって不自然で不正な評価を除外されたか、大量の低評価を付けた人のアカウントが停止されたかだと思います。
高評価も低評価も含め、意図的に動画やチャンネルの評価に関わるようなエンゲージメントを操作することは YouTube のポリシーに違反します。イタズラや嫌がらせもガイドライン違反になります。
ポリシーやガイドラインはチャンネル運営者に限らず、視聴者であっても守らなければならないので、不正なことを行えばアカウント停止などのペナルティが課せられる可能性があります。
今回がどうだったかは本人や YouTube 側にしか分かりませんが、最終的に損をするのはポリシーやガイドラインに違反した人です。
もし同じように、明らかに不自然な低評価があったとしても気にする必要はありません。
正当な批評としての低評価は問題なの?
「不自然な低評価は気にしなくて良くても、正当な低評価はやっぱり問題なのか?」と考えてしまいますよね。
結論から言うと、一部のケースを除き問題ありません。気にしなくても大丈夫です。
低評価であったとしても、それは動画のエンゲージメントとしてカウントされます。エンゲージメントは高評価・低評価だけでなく、コメントやチャンネル登録など視聴者の動画に対する反応です。一般的にエンゲージメント率が高ければ、その動画がプラスに評価されると言われています。
視聴者には様々な考え方や意見を持っているわけですので、どれだけ有益な動画であったとしても、低評価が付くことは YouTube 側も分かっています。そのため、一定数低評価が付いたとしても問題にはなりません。
ただし、高評価よりも低評価の割合が大きい場合は注意が必要です。これは以前開催された YouTube クリエイターキャンプ内で社員の方も話していましたが、低評価が高評価よりも多く付いている時は何が問題なのか、改善すべきところがないのかをチェックして今後の動画作成に活かしていく必要があります。もちろんこれは「正当な低評価の数が」という意味であってイタズラ・嫌がらせによるものは含みません。
動画に対する視聴者の反応として高評価・低評価を参考にすることはできますが、これらの評価はそれほど影響力があるわけではありません。低評価が多い動画があったとしても、チャンネル全体にまで影響を与えるようなこともないと考えられますので、一喜一憂しないでより良い動画作成に注力していくのが良いのではないでしょうか。