正直、YouTubeは厳しい。失敗しないために必要な3つのポイント

正直、YouTubeは厳しい。失敗しないために必要な3つのポイント
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2021年07月21日 in YouTube
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YouTube をいち視聴者として楽しむだけでなく、自分自身でチャンネルを運営し動画を投稿している方、これから始めようと思っている方がとても増えています。しかし、他の場所でも聞いたことがあると思いますが YouTube は以前と比べて非常に厳しい世界になってきています。

今回は YouTube の厳しさについてと、それでも失敗を回避して成功するために必要な3つのポイントについてご紹介いたします。初心者の方だけでなく、今チャンネルが伸び悩んでいる方にも参考にしていただけると思いますのでご覧いただければ幸いです。

YouTube の厳しいところ

まずは YouTube でチャンネルを作成してから味わう厳しさについて触れたいと思います。

YouTube では「このジャンルならイケる!」「この動画ならたくさん見られるに違いない!」というものがあって投稿したとしても、全く見てくれる人がいない状況が長く続きます。特にチャンネルを作成したばかりの時は、どんな動画を投稿したとしても、バズって一夜にして視聴回数が何千・何万回になることはほぼありません。

最初から見られる動画を投稿するためには、ジャンル選びであるとか、内容がトレンドに一致しているかなど、戦略的に行っていく必要があります。ですが多くの場合、視聴回数は数回、しかも全部自分によるもの…ということが普通です。そのため数本動画を投稿しただけで挫折していしまう方もとても多いですね。

私も最近になって新しいチャンネルをいくつか作成して動画を投稿しているのですが、全然視聴されません。分かっていてもやはり辛いものがあります。

そして何とか続けられても、収益化ができる基準の一つであるチャンネル登録者1,000人に到達できる人も少なくなります。「有名なあの人は1日で数百人以上も登録されているのに、自分は1日で多くて数人、減ってしまうこともある…。」と悩む人もいるでしょう。

チャンネル登録者は増えるだけでなく減ってしまうこともあります。自分のチャンネルに興味がなくなり登録解除する人もいますが、YouTube 側によって不正なアカウントなどが掃除されることで減ることもあり、思うように増えないのはモチベーションも下がります。

アンチコメントが来たり、低評価が付いて「もう YouTube やめようかな」と思われたことがある方も多いでしょう。

チャンネルの成長に必要な3つのポイント

厳しいことが多い YouTube の世界ですが「もう YouTube で収益化して稼げるようになるのは難しいのか」と言われれば決してそうではありません。

チャンネル運営者の数も非常に多くなり、ライバルも増えているため昔ほど簡単ではありません。しかし視聴者の数も増加していますので、戦略的にポイントを抑えて運営していけばチャンネルは成長しますし収益化も可能です。

継続することの重要性

多くの方が思い描いているのは、動画を投稿すればするだけ視聴回数も登録者数も増えていき、収益化もすぐにできるという事かもしれませんが、現実はそのようには行きません。

先程もお話しましたが、YouTube ではチャンネルを作成したばかりの頃は動画がほとんど見られません。時間をかけて一生懸命作った動画も見られないので多くの方が挫折してしまいますが、これは動画に全く問題がなくてもそうですし、YouTube の仕組みとしてそのようになっているので仕方がないものです。

動画の投稿数が数十本程度でも、視聴回数が2桁くらいに留まる場合も多いですが、見られなくても継続して動画を投稿していけるかが重要になります。動画を投稿し続けなければ、後で分析してチャンネルを伸ばすためのヒントも得られないからです。

動画を数十本投稿できて、ようやくスタートラインに付けると思った方が良いと思います。

動画を投稿して視聴回数が増えてきたり、コメントが投稿されたりするなど、手応えを感じることができるのは初めて数ヶ月から半年経過してからという方も多いです。YouTube は長期的に考えていくもので、半年から1年くらいかけて収益化できれば良いと考えるくらいがちょうど良いのではないでしょうか。

視聴者のための動画になっているか

動画を継続的に投稿していたとしても、チャンネルが成長しないことがあります。それは、動画の内容が視聴者のためのものになっていないことが原因である場合が多いです。

今の YouTube は、好きなことを投稿しているだけで収益化できお金を稼げるような場所ではありません。そして Twitter 感覚で気軽に投稿しているチャンネルも大きな成長は難しいです。

重要なのは視聴者にとって有益な動画になっているかです。つまり視聴者が「この動画を観て問題が解決した」とか「楽しめて観てよかった」と思ってもらえるようなものにしなければ、継続してあなたの動画を視聴してくれませんし、チャンネル登録もしてくれません。

動画投稿を継続していくには自分自身が好きで楽しんで投稿できるようなものでなければなりませんが、それだけではなく視聴者にも楽しんでもらえるようなものにする必要があります。

視聴者に楽しんでもらえているか判断する手段として、コメント内容や高評価数、そしてアナリティクスによるデータの分析があります。

特に YouTube Studio から確認できるアナリティクスのデータは活用されているでしょうか?視聴者がどのタイミングで視聴をやめたのか、どのような検索キーワードで視聴してくれたのか、チャンネル登録者の増減など、貴重な情報を得ることができます。

チャンネルを成長させるためにアナリティクスは必要不可欠ですので、もし普段使用していない方は確認してみてください。

アナリティクスを分析・活用していく方法などは、今後ご紹介していきますので、見方が分からない方はお楽しみにお待ちください。

戦略的な動画投稿とチャンネル運営

視聴者のための動画を継続して投稿していくことは重要ですが、それだけではなく、より戦略的に動画投稿やチャンネル運営を行っていくことで成長のスピードを加速させることが可能です。

チャンネル登録者を増やしたい場合、1つの動画にすべての情報を詰め込んで公開するのではなく、複数回に分けシリーズ化する方法があります。

例えば「 YouTube で視聴回数を増やす方法」という1つの長編動画を公開するのではなく「視聴回数が増えるネタの作成方法」「タイトルの付け方」「効果的なサムネイルの作り方」など、復数の動画に分けます。

そして各動画に、次の動画も観てもらえるように「次の動画では○○についてお話するのでチャンネル登録をしてお待ちください。」と登録を促すことが可能です。長編映画を届けるのではなく、連続ドラマを届けていくようなイメージです。

複数回に分けることで視聴者の反応に合わせて内容を変更していくことも可能ですし、視聴者の疑問などを踏まえて次回の動画を作成していくことができるので、より満足度の高い動画を視聴者に届けることができるメリットもあります。

今後もチャンネルを運営していく人が増加していくことが予想されるため、ジャンルやネタ選び、動画の作成方法、サムネイルでの見せ方など、数多くの要素で差別化していくことが求められます。

様々な要素で、何をすれば自分のチャンネルが失敗せず成長させられるのか、このサイトでもご紹介していきますのでご覧いただければ幸いです。

執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。