YouTubeでモバイルライブ配信ができない場合の対処方法とは
YouTube ではチャンネル登録者数が一定数(現時点で50人)を超えないと、スマホやタブレットなどのモバイル端末(iPhone でも Android 端末でも)ではライブ配信ができないようになっています。
収益化済みのチャンネルであれば、ライブ配信でスーパーチャットやスパーステッカーの機能で収益化もできますし、スマホやタブレットから気軽にライブ配信を行いたいという方は多いと思います。
しかし条件であるチャンネル登録者数50人を超えても「ご利用要件 このチャンネルは、モバイルライブ配信の新しい要件を満たしていません。」と表示されモバイル端末からライブ配信ができないという方も多くいます。
モバイルライブ配信ができないのはなぜ?
最初にモバイル端末でライブ配信ができるようになるための最低限の条件を確認しましょう。ヘルプページ「モバイルでライブ配信を作成する」と「ライブ配信に関する制限」に表示されている条件は次の通りです。
- チャンネル登録者数が 50 人以上
- Android 5.0 以降 / iOS 8 以降 の端末
- チャンネルが確認済みであること
- 過去 90 日間にライブ配信に関する制限を受けていないこと
- チャンネルがコミュニティ ガイドラインの違反警告を受けていないこと
- ライブ配信またはアーカイブしたライブ配信が全世界でブロックされていないこと
- ライブ配信またはアーカイブしたライブ配信が著作権侵害による削除の通知を受けていないこと
- ライブ配信が、著作権保護された別のライブ配信と一致していないこと
これらの条件はクリアしているでしょうか?多くの方が「問題ない!」「余裕でクリアしている」とおっしゃるかと思います。
チャンネル登録者数が50人を超えてもモバイル端末からライブ配信ができないと困っている方は多く、それに対して YouTube の公式 Twitter アカウント(@TeamYoutube)では同様の質問に対して下記のように投稿しています。
まず分かることは、登録者数の要件を満たしてもすぐにモバイル端末からライブ配信はできず時間がかかる場合があるということ。そして登録者数が減るなど変動することでさらに時間がかかる可能性があるということです。
とは言うものの、50人を余裕で超えているチャンネルであっても時間がかかっています。私自身も要件を満たしてからモバイルライブ配信の機能が有効になるまでに35日かかりました。
推測ですが、チャンネル登録者数というのは最低限の1要件であって、人数が超えればどのチャンネルでも有効になるわけでないと思います。誰でもスマホで気軽にライブ配信ができてしまうと、ガイドライン/ポリシーに違反する内容やテロなど犯罪等を配信することを防ぐのが難しくなってしまいます。
YouTube としてはそのような悪いライブ配信をしない人にだけ有効にしたいはずです。そのため、おそらく過去の動画やライブ配信の内容、チャンネルの内容もチェックが入っているのではないかと考えられます。
もし少しでも早くモバイル端末でライブ配信を行いたいのであれば、チャンネルの状態を正常なものにしておくこと、動画にもガイドライン違反等がない状態にしておくことは当然のことです。
また今までライブ配信を行ったことがないのであればパソコンからライブ配信を行い実績を作ってみてはいかがでしょうか?今まで一度もライブ配信を行ったことがないチャンネルよりも、問題のないライブ配信ができた実績を示した方が良いのではないかと思います。
ちなみに、一度50人以上になり有効になった後、50人未満に減った場合はモバイルライブ配信は無効となってしまいます。
1,000人未満の場合の制限
モバイルライブ配信が有効になったチャンネルでも、1,000人未満の場合は視聴者数が制限されます。つまり、無制限に誰でも視聴できるわけではありません。
具体的に何人まで制限されるのかは公表されていませんが、チャンネル登録者数によって視聴者数の制限が上下すると予想されます。