【YouTube 速報】動画途中の広告がアップデート！設定の確認も

YouTube で設置できる広告の重要なアップデートがありますので、今回はその内容を簡潔にご紹介いたします。クリエイターによっては設定の操作が必要な場合があります。なお、動画でもご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。

ミッドロール広告のアップデート

今回アップデートが発表されたのはミッドロール広告についてです。ミッドロール広告は動画の途中に表示される広告のことで、動画の長さが8分以上の場合にのみ設置ができます。8分以上の動画を投稿している多くのクリエイターが、ミッドロール広告をオンにして広告が表示されるように設定しているかと思います。

今回のアップデートの目的は視聴者の動画視聴体験を向上させ、クリエイターがより多くの収益を得られるようにすることです。

では、ポイントがいくつかありますのでご紹介していきます。

ミッドロール広告の品質向上

1つ目のポイントは、2025年5月12日からミッドロール広告の品質が向上します。例えば、動画の自然な区切りなどでミッドロール広告が表示されるようになり、逆に話している途中やアクションシーンの途中など、「動画が中断された」と感じさせる場所での広告表示が減少します。

動画の良い場面で広告が表示されると、動画を継続して視聴する気持ちが下がり離脱してしまうことがありますよね。これは視聴者維持率が悪くなる原因にもなりますし、動画の満足度を下げる可能性もあります。

このような、動画を離脱する可能性のある場所での広告表示が減ることは、クリエイターにとっても視聴者にとっても良いですね。

自動でミッドロール広告追加

次に2つ目のポイントです。2025年2月24日（米国時間）より前にアップロードし、手動でミッドロールを設定した動画に対して、最適な場所に自動でミッドロール広告が追加されるようになります。

今まで手動で設置した場合、自動で広告が設置されないように設定することもできていました。しかしアップデートにより手動で設置している動画でも自動で広告が追加される可能性があります。

もし、過去の動画に対して自動でミッドロール広告を追加しないでほしい場合は、2025年5月12日まで YouTube Studio ［収益化］の画面からその設定ができるようになります。

［収益化］の画面を開くと管理する画面を表示させることができます。

おそらく全てのチャンネルがすぐに設定ができるわけではなく、段階的に実装されていくと考えられます。設定する場所が見当たらなくても焦らないでください。また、2025年5月12日までの数週間で YouTube パートナープログラムに参加しているすべてのクリエイターにメールで通知されるようです。

なお、自動のミッドロール広告のみを使用している場合は影響がありません。手動で設置していた方のみ、自動で広告が追加しても良いかをご検討ください。

フィードバック機能追加

では、3つ目のポイントです。YouTube Studio でのフィードバック機能が追加されます。

もし追加したミッドロール広告の中で、中断的な場所に広告が設置されている場合、その場所を教えてくれる機能です。そのような中断的な場所に広告があると、視聴者体験が悪くなるので削除したり、別の場所に変更するのが望ましいですね。

手動設置と並行して自動で広告を設置

4つ目のポイントは、手動設置と並行して自動で広告を設定できることです。

クリエイターは今までと同様に、自分がミッドロール広告を入れたい場所に手動で設置することが可能ですが、それと並行して、 YouTube 側が最適だと考える場所に自動で広告を設置させることもできるようになります。

「2024年7月に実施された実験では、手動ミッドロールに加えて自動ミッドロール広告を有効にしたチャンネルは、手動のみのチャンネルと比較して、YouTube 広告収益が平均で5％以上増加することが観察されました。」とのことなので、収益性の最大化を目指すのであれば自動広告を有効にした方が良さそうです。

アップデートのまとめ

今回の内容をまとめは下記の通りです。