YouTube 収益化新基準スタート!審査は緩くなる?新基準の条件や注意点
ついに日本でも、新しい YouTube の収益化基準が追加されました!チャンネル登録者500人から YouTube パートナープログラム(YPP)に参加できるようになるものです。
つまり、チャンネルを収益化するための条件が緩和されました。2023年8月29日から1ヶ月かけて徐々に導入されていくようです。まだ自分のチャンネルで導入されていない場合はお待ちください。
今回は「今後審査は緩くなる?それとも厳しくなる?」など、新しい基準の詳しい条件や注意点、そして今後重要になってくる視聴者ファンディングについてご紹介していきますので最後までご覧ください。
なお動画でもご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。
新しい収益化基準の詳細
さて、新しい収益化の基準ですが、詳細はしっかりと把握されているでしょうか?
まず、今までのチャンネル収益化に必要だった基準は「チャンネル登録者1,000人 + 過去1年間の総再生時間4,000時間」、もしくは「チャンネル登録者1,000人 + 過去90日間のショート動画の総再生回数1,000万回」を達成することです。いずれかの基準を満たすことで YPP へ申し込みが可能になり、承認されれば収益化できるようになりました。
しかし今後は「チャンネル登録者500人 + 過去1年間の総再生時間が3000時間以上」、もしくは「チャンネル登録者500人 + 過去 90 日間のショート動画の視聴回数が300万回以上」のいずれかをクリアすることでも YPP へ申し込みができるようになります。
この総再生時間や視聴回数は、公開している動画でカウントされるため、非公開にしたり動画を削除したりすると基準に含まれなくなってしまいます。
また、過去 90 日間でアップロードした公開動画が 3 本以上あること。そして現在有効なコミュニティ ガイドラインの違反警告がないことも条件になっているのでご注意ください。
広告掲載はできない?
「チャンネル登録者500人で収益化できるなんて嬉しい!」と思われる方が多いでしょうが、注意点があります。
新しく追加されたこの基準で YPP に参加しても、動画に広告を付けて収益を得ることはできず、YouTube Premium による収益配分もされません。
新しい基準によって利用できる YouTube の収益化機能は「チャンネル メンバーシップ」「Super Chat」「Super Stickers」「Super Thanks」「YouTube ショッピング」などの「視聴者ファンディング機能」です。
広告による収益化が含まれていないのが残念ですが、今までよりも早い段階で YouTube の機能による収益化ができるのはクリエイターにとって大きなメリットになりますし、モチベーションアップにもなるのではないでしょうか。
「チャンネル登録者500人」の基準をクリアした時に YPP に参加し、その後「チャンネル登録者1,000人」の基準をクリアしても広告収益を得られるようになります。
「チャンネル登録者500人」の新しい基準によって収益化のハードルが少し下がったので、中には「審査も緩くなるのでは?」と思われる方もいるでしょう。
しかし、審査は今までと同様の厳しさだとお考えください。と言うのも、チャンネル登録者1000人の基準を達成した段階でスムーズに広告掲載もできるようなので、前倒しで審査をしているに過ぎません。
またチャンネル登録者500人の基準をクリアして YPP に申請する場合も、今まで通り AdSense アカウントを作成して紐づける必要があります。広告の掲載はできないですが AdSense に関連するポリシーやガイドラインも遵守しなければなりません。
視聴者ファンディング機能使ってる?
さて、既に収益化されている皆さんは「Super Thanks」や「チャンネル メンバーシップ」などの視聴者ファンディング機能は使用されているでしょうか?また収益化を目指している方は、収益化できたら視聴者ファンディング機能を使いたいと思いますか?
ライブ配信をされている方であれば「Super Chat」や「Super Stickers」で視聴者から投げ銭をしてもらっている方は多いですね。ライブ配信ではない通常の動画やショート動画であっても投げ銭をしてもらえるのが「Super Thanks」です。
クリエイターの中には「自分の動画に投げ銭をしてもらうなんて申し訳ない」とお考えの方もいるかもしれませんが、視聴者からの好意を受け取る一つの手段です。私のチャンネルでも Super Thanks をお贈りいただけることがありますが、とても嬉しいですし、視聴者とのつながりをより感じることができる機能だと思います。
視聴者に Super Thanks を強要するわけではなく、クリエイターへの感謝や好意を贈りたいと思っている視聴者自らが行うものです。Super Thanks の機能をオンにしておいても、クリエイターにも視聴者にもデメリットがあるわけではありませんので、もし使用にしていない方はオンに設定されると良いと思います。
もっと気軽にチャンネルメンバーシップを!
また、クリエイターと視聴者との距離をより近づけるチャンネルメンバーシップもぜひ検討してみてください。
と言っても、「自分のチャンネルにはメンバーに提供するものがない」「何を特典にしたら良いか分からない」「まだチャンネル登録者が少ないから…」と、チャンネルメンバーシップ機能を使うことを躊躇している方も多いのではないでしょうか。私自身も同じように思っていましたので、その気持ちはよく分かります。ただ、実際はそれほど難しく考える必要はありません。
既にメンバーシップを提供しているチャンネルをいくつか見つけて、どのような特典にしているか確認してみてください。
例えば、メンバー限定のライブ配信や限定動画などはクリエイターにとって負荷がかかる特典かもしれません。
しかし、メンバー用バッジやカスタム絵文字を提供するだけの、シンプルで負荷のかからない特典を提供しているチャンネルも多いです。
例えば「応援メンバー」のようなスタイルで、特別な特典は少ないけど低価格で提供して応援してもらうものです。
私のチャンネルでもメンバーシップを始めましたが、まずは「メンバー用バッジ」「カスタム絵文字」「コメントへの優先返信」の3つの特典からスタートしました!
よろしければ[メンバーになる]ボタンから確認してみてください。なお現時点で、iOS の YouTube アプリからでは[メンバーになる]ボタンが表示されませんので、下記のリンクからご覧ください。
>メンバーシップを確認してみる
メンバーシップも Super Thanks と同様に、視聴者に参加を強要するわけではありません。参加したい人が自ら参加するだけですし、あなたを応援したいと思ってくれる人が自分の意志で参加するだけです。
クリエイターにとって無理のない特典から、もっと気軽に始めても良いのではないでしょうか。チャンネルメンバーシップを始める手順は下記ページでご紹介しております。
実は特典にしてはダメなものもあり、ガイドライン違反にならないための注意点もご紹介していますので、メンバーシップを始める際にぜひご覧ください!
視聴者ファンディング機能は広告収入に頼らない収益源の一つにもなりますし、視聴者とより深い関係を作っていくことができる機能でもあります。ぜひ自分のチャンネルで活用できないかご検討ください。