知らないと損!YouTubeで狙うジャンル/ダメなジャンル
YouTube では、どのジャンルやテーマで動画を投稿していくかが、チャンネルを伸ばしていく上でとても重要になってきます。それを知らないと、どれだけ時間をかけ努力をしても、なかなかチャンネルを伸ばすことができなかったり、収益化できないこともあります。
このページでは、どのようなジャンルが良いのか、またどのようなジャンルがダメなのかについてご紹介いたします。
ジャンルによる違い
最初に選択するジャンルによる違いについてです。何のジャンルにするかによってどのような違いが生まれると思いますか?
需要の違い
まず大きな違いが「需要があるか」です。つまり、そのジャンルの情報を求めている視聴者がどれだけいるかが大きく異なります。需要が低ければ、どれだけ有益な動画を投稿してたとしても視聴回数は伸びませんし、チャンネル登録をしてくれる人の数にも限度があります。
「すごく頑張って動画を投稿してるのに、全然視聴回数やチャンネル登録者が増えない」という方は、需要が低いジャンルになっていないか確認する必要があります。確認する方法については後ほどご紹介いたします。
広告単価の違い
またジャンルは広告単価にも影響します。
需要が多いジャンルであっても、例えば子供向けコンテンツは需要は大きいですが広告単価が低くなりやすい傾向があり、収益性が低いと言われています。子供が視聴する動画では、広告を流しても直接お金を支払って商品やサービスを購入してくれるわけではないですし、おもちゃの広告が流れて売れたとしても大きな利益が取れないからですね。
逆に金融系やビジネス系などのジャンルでは意識が高い大人が視聴することが多いため、高単価の商材でも売れる可能性があります。そのため広告単価が高くなりやすく、収益性が高いと言われています。
需要があるジャンルか調べるには?
需要があるかを判断するための手段の一つが、検索ボリュームを調べて参考にする方法です。検索ボリュームは Google 検索や YouTube 検索で、何回くらい検索されているかというものです。
検索ボリュームを調べるツールは色々あります。Google のサービスの中であれば Google 広告のキーワードプランナーがありますが、今まで Google 広告を使用したことがない方だと登録などが面倒なので、今回は別のツール『Ahrefs(エイチレフス)』でご紹介いたします。
>https://ahrefs.com/ja/keyword-generator
サイトにアクセスしたら、検索ボックスにキーワードを入れて[Japan]を選択して検索しましょう。
すると入力したキーワードを含んだ検索ボリュームが表示されます。必ずしも正確な数値ではありませんが、判断材料の一つとして参考にすることはできると思います。
この例だと「料理」で月間で検索しているのは3万6千しかありませんが、Google 検索と違い YouTube では検索だけでなく関連動画などにも表示されることで視聴されるため、最大で3万6千回しか視聴されないわけではありません。あくまでも、どれだけ多くの人々の関心があるのかを判断するものだとお考えください。
トレンドを調べる
もう一つ、今人々の関心が高いものを調べるのに『Google トレンド』が役立ちます。
- まず適当なキーワードでトレンドを調べます。
- [ウェブ検索]の部分を[YouTube 検索]に変更します。これによって YouTube 検索でのトレンドを調べることが可能です。
- 次に検索キーワードの部分を空白にして検索してみてください。すると YouTube 内で現在注目を浴びているトピックや検索キーワードを調べることができます。
ジャンルは絞る必要性
例え需要が大きいジャンルを見つけたとしても、ライバルの数が多すぎたり、強すぎる場合は注意が必要です。
今はどのジャンルでもチャンネルが存在します。ガラ空きのジャンル以外の場合はある程度ジャンルやテーマを絞っていかないと、新規で参入したとしても勝てずに埋もれてしまう可能性が高いです。
料理であれば、料理全般を狙うにはあまりに強いライバルの数も多いです。そのため、料理全般ではなく和食に絞ってみたり、一人暮らし向けのレシピに絞ってみます。その他にも「一人暮らし向けの和食レシピ」にしたり「ビールに合うおつまみレシピ」など、もっと絞ったものからスタートしても良いでしょう。
また人気のペット関連のジャンルであれば、ありふれた「犬」「猫」のような大きなジャンルではなく、犬種などの種類を明確に打ち出したりします。また一般の家で飼うには難しい動物や珍しい動物に絞ることで、ライバルの数を減らせます。
最初から大きなジャンルに手を出して誰にも見られないより、最初はジャンルを絞ってライバルの少ないところで視聴者を増やし、徐々に拡げていく方が良いのではないかと思います。
ジャンルやテーマを絞ることでライバルの数を減らすことができますが、絞りすぎて誰も興味のないものにならないように、需要とのバランスを取ることは必要です。
ダメなジャンルやテーマ
次は、今から始めるなら手を出さないようが良いジャンルやテーマなどをご紹介していきます。
ポイントとなるのは、明確にガイドラインやポリシーで大丈夫だと言えるかどうかです。相談されるもので多いのが、収益化の基準を満たしても収益化の審査に通らなかったり、審査に通ったチャンネルでも後で収益化できなくなることです。
ポリシーやガイドライン、アルゴリズムは常に見直されているため、過去に問題なく収益化できていたジャンルや表現であったとしても、突然ダメになることはあります。「他のチャンネルで収益化できているから」という理由も通用しません。
最近の相談や質問のなかから、特に難しいジャンルやテーマはこちらです。
- セクシャルな要素が含まれるもの
ヨガチャンネルなのにセクシーさを売りにしているようなものなど、以前は収益化できていたものでも今は厳しくなっています。 - 炎上系・迷惑系
あえて悪口を言ったり攻撃的な内容を入れることで炎上させたり、また他人に迷惑となる行為を面白おかしくコンテンツにするなど、社会的にも問題になっていることは許されるものではありません。広告掲載に適したコンテンツのガイドラインにも「不当に炎上を招く、扇動する、または他者を侮辱するコンテンツは広告掲載に適していません」と記載されています。 - 信憑性の低い情報やデマ情報
最近であればコロナ関連で、科学的根拠が乏しい医療情報やデマ情報などです。健康・生命に関わる内容を、素人が科学的な根拠なく伝えるようなコンテンツは問題視される可能性があります。 - センシティブな内容
悲惨な事件やショックを与えるようなコンテンツは、動画削除やチャンネル停止、収益化停止などのリスクがあります。よく、事件系のトレンドを扱うチャンネルが問題となる話を聞きます。 - 著作権関連
最近ではファスト映画で逮捕者が出るなど注目されましたが、それらに限らず著作権を侵害する可能性があるものは YouTube に限らず扱うべきではありませんね。
大丈夫だと思っていても実はダメだったというケースはよくあります。アニメのキャラクターを使ったり、ゲーム実況で許可されていないものだったなど、著作権侵害の警告を受ける可能性はどこにでもあるため、他者の著作物を使用する場合は十分に注意してください。 - その他、切り抜きなど
その他に表現の仕方として、スクロール動画やゆっくり系、切り抜き動画など収益化が許可されにくいものがあります。収益化したいチャンネルであれば、どのような表現をしていくのかも重要となります。
自分が続けられるジャンルを見つけよう!
先日下記のページでもお話いたしましたが、チャンネルの成長に必要なことの一つに継続していくことがあります。
ジャンル選びはとても大切ですが、自分が全く興味を持てないものを選んでも続けることはできないですよね。自分が興味のあること、既に得意なこと、今は詳しくなくても勉強して詳しくなれるものなどで、多くの視聴者にも求められるジャンルを選択することが重要です。
闇雲に動画を投稿するのではなく、定期的にジャンルやテーマ、方向性は大丈夫なのかを確認していきましょう!