入金しても商品が届かない!詐欺サイトに騙されない6つの見分け方
今では多くの方がインターネットで買い物をすることに抵抗が少なくなり、ちょっとした買い物でもネットで検索して購入する方も少なくありません。ブランド物・家電・化粧品・日用雑貨・食料品など、あらゆるものをパソコンやスマホから購入ができます。
昔ほどネットショッピングに抵抗がなくなったかもしれませんが、よく検討しないですぐに購入ボタンを押してしまってはいませんか?
「入金しても商品が届かない!」
「連絡が取れなくなった!」
「偽物の商品が届いた!」
よく検討しないと、あなたもこのような被害に合うかもしれません。今でもお金だけ振り込ませて商品を送らない、いわゆる詐欺サイトが多く存在します。このページではそのような詐欺サイトで騙されないための見分け方をご紹介致します。
詐欺サイトの特徴
会社情報
まずはそのショッピングサイトの「会社概要」や「特定商取引法に基づく表示」のページを確認します。物販を行うサイトでは「特定商取引法に基づく表示」のページで必要な情報を公開する必要があります。まずこのページが無ければ法令遵守していないか、通販を行うことについて理解が足らない運営者ということです。
会社概要では住所を確認してください。そしてその住所をGoogleで検索して地図を表示させ、Googleストリートビューで建物が存在しているか確認しましょう。存在しなければアウトです!ただ実在するアパート名や名前を掲載していることもありますので、存在する住所や建物であったからと言って安心はできません。
また住所に「Japan」なんて付いている場合は怪しすぎます。普通は付けないですからね。
商品情報
商品情報が記載されているページでは、文章に違和感を感じないか・文字化けが多くないか・日本語で通常使われていない漢字がないかを確認してください。
外国人が運営する詐欺サイトの多くは、メーカーや正規店の商品情報の文章をコピーしているだけである場合や、英語や中国語の説明を翻訳しているだけで正しい日本語でない場合が多いのです。例えば中国語の場合では使う漢字があったり、日本語にうまく変換できずに文字化けしていないかを見てください。
また「○○○の正規代理店です」と記載されていれば、そのブランドやメーカーに問い合わせてみるのもありです。メーカーによってはネット上から確認することも可能です。
私が確認した詐欺サイトでは、楽天で出店する正規代理店の商品画像・商品情報をコピーしているだけのものがありました。
価格と在庫
商品の価格と在庫状況も詐欺サイトを判断する材料になります。
例えば、どこのお店でも売り切れで在庫がない商品なのに、そのお店だけ在庫が豊富にある場合は注意してください。商品を発送する気がないサイトであるか、偽物を送りつけるお店である可能性があるためです。
また相場よりも価格が安くなっているのも注意したほうが良いと思います。「ネットだから安いのか」と思い込んでしまう前に、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング・その他のネットショップを覗いて相場を確認してください。
決済方法・振り込み先
決済方法が銀行振込しかない場合は要注意です!銀行振込の場合、振り込んでしまったらこちらはどうすることもできません。連絡が取れなくなったら終わりです。少しでも「大丈夫かな?」「怪しいな」と思ったお店であれば、先にお金を振り込んでしまうのは避けましょう。
不安であれば代金引換で決済を行うのがベストですね。もしクレジットカード決済があれば、銀行振込よりもカード決済をお勧めします。カード会社によっては、商品が偽物だった場合や商品が届かなかった場合に補償してくれたり、決済を無効にしてくれることもあります。
また会社概要等に表示されている代表者名と振込先の宛名が一致しない場合は危険です!会社概要には日本人の名前が表示されているのに、振込先は中国人である場合は詐欺サイトである可能性があります。
サイトの登録情報
そのショッピングサイトの所有者情報を確認してみましょう。まず下記のサイトへアクセスしてください。
>http://whois.ansi.co.jp/
「ドメイン名 / IPアドレス検索」の部分に、調べたいサイトのドメイン(URL)を入れて検索してください。
(例)「example.com」と入力
すると、そのサイトの所有者に関する情報が表示されます。
Registrant Organization:
Registrant Street: luoxinanlu ***** **-308
Registrant City: GUANG ZHOU
Registrant State/Province: GUANG DONG
Registrant Postal Code: 510000
Registrant Country: China
※実際の詐欺サイトの例(一部伏せてあります)
確認すべき所は所在地です。上記の例であれば、Country が China で「中国」、 City の GUANG ZHOU は「広州市」であることが分かります。さらに登録者を意味する Registrant Name は zheng **** と、明らかに日本人ではありません。このショップからは絶対に購入してはいけませんね!
評判を検索する
既に被害者が出ているサイトであれば、掲示板や口コミサイト等で「商品が送られてこなかった」「偽物だった」などの情報がある可能性があります。Googleで「詐欺 サイト名」「詐欺 サイトのURL」で検索してみてください。
このような詐欺サイトがあることは悲しいですが、せめて自分が騙されることはないよう、少しでも「大丈夫かな?」と思ったらしっかりと確かめてください。