WordPressを早くする4つのキャッシュ系プラグインお勧めの組み合わせ

Wordpressを早くする4つのキャッシュ系プラグインお勧めの組み合わせ
(YouTube, AdSense, Play 公認エキスパート)
2021年01月21日 in Wordpress
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WordPressを利用しているサイトでは、キャッシュ系プラグインを利用することで表示スピードを早くすることが可能です。Wordpressのキャッシュ系プラグインはたくさん存在するので、どれを利用するのが良いのか迷ってしまいます。

例えば有名なプラグインに『W3 Total Cache』というのがあります。私も利用していましたが、高機能が故にサーバーのメモリ消費が激しくサイト表示も遅くなってしまいました。利用サーバーのスペックやページ数等にもよると思いますが、サイトが不安定になってしまったので『W3 Total Cache』は利用するのをやめました。

今回はWordpressの表示スピードを早くするのに役立つ4つのキャッシュ系プラグインお勧めの組み合わせをご紹介致します。※キャッシュ系プラグインは不具合を起こしやすいので、導入する前に必ずバックアップを取ってください。

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Quick Cacheの使い方

※『Quick Cache』は『ZenCache』となりました。下記は『Quick Cache』時代の内容です。

『Quick Cache』も利用者も多く有名なプラグインです。このプラグインは旧版(バージョン111203まで)と新版(バージョン131121以降)、さらに新版のProバージョン(有料)があります。

パソコン表示用とモバイル端末表示用を振り分けているサイトの場合は、旧版またはProバージョンでないと設定ができません。お金を払いたくない場合は【バージョン111203をこちらのページ】からダウンロードしてください。

Quick Cacheの使い方ですが、まず[On/OFF]の部分を[On]にしましょう。[On]にするとQuick Cacheが動作します。
quick-cache01

次は[Cache Expiration Time]という部分です。この部分はキャッシュの有効期限を設定する部分で、デフォルトでは「3600」(3600秒)となっています。特に変更する必要はないと思いますが、サイトの更新間隔が長いのであれば数値を大きくしても良いかもしれません。

次にパソコン表示用とモバイル端末表示用を振り分けているサイトで設定する項目の[MD5 Version Salt]です。
quick-cache03

下記のコードを入れればOKです!

((preg_match("{AdsBot-Google|Android|BlackBerry 9350|BlackBerry 9360|BlackBerry 9370|BlackBerry 9380|BlackBerry 9780|BlackBerry 9790|BlackBerry 9800|BlackBerry 9810|BlackBerry 9850|BlackBerry 9860|BlackBerry 9900|BlackBerry 9930|BlackBerry9500|BlackBerry9520|BlackBerry9530|BlackBerry9550|CUPCAKE|Googlebot-Mobile|bada|dream|froyo|iPhone|iPod|incognito|s8000|webOS|webmate}", $_SERVER["HTTP_USER_AGENT"])) ? "smartphone" : ((preg_match("{DoCoMo/|J-PHONE/|J-EMULATOR/|Vodafone/|MOT(EMULATOR)?-|SoftBank/|[VS]emulator/|KDDI-|UP\.Browser/|emobile/|Huawei/|IAC/|Nokia|mixi-mobile-converter/|DDIPOCKET;|WILLCOM;|Opera Mini|Opera Mobi|PalmOS|Windows CE;|PDA; SL-|PlayStation Portable;|SONY/COM|Nitro|Nintendo}", $_SERVER["HTTP_USER_AGENT"])) ? "featurephone" : ""))

他にも設定項目はありますが、基本的には上記3つだけで大丈夫です。各自必要に応じて設定をしてみてください。

WP File Cache

2つ目のプラグイン『WP File Cache』は、PHPの変数などのオブジェクトをキャッシュすることで、データベースとのやり取りを減らすことで高速化するというものです。こちらはインストール・有効化するだけでOKです!(念のため[Enable WP File Cache]にチェックが入っているか確認してください。)
wp-file-cache

MO Cache

3つ目のプラグインは『MO Cache』です。英語で開発されているWordpressは、日本語などのマルチバイトで利用すると表示に時間がかかってしまいます。このプラグインは翻訳ファイルを読み込む際の不可を軽減することで表示を早くするというものです。

こちらも特に設定する必要はなく『MO Cache』をインストール・有効化すればOK!ただし『WP File Cache』と併用しないと効果を発揮しないので注意してください。
mo-cache

DB Cache Reloaded Fix

最後は『DB Cache Reloaded Fix』です。これはデータベースとのやり取りをキャッシュすることで、データベースへのアクセスが減り、結果的に速度を改善することができます。こちらも基本的にインストール・有効化すれば良いのですが、他のプラグインと相性によっては不具合が起きる可能性があるので、もし不具合が気になる場合は[ラッパーモード]を有効にしましょう。
DB-Cache-Reloaded-Fix

キャッシュ系プラグインは不具合を起こしやすいというデメリットはありますが、使うプラグインとその組み合わせによってサイト表示高速化に役立ちます。まずバックアップを取ってからぜひ導入を試してみてください。

執筆者情報
2004年から当サイト「iscle」を始めた管理者。Google 公認のプロダクトエキスパートとして、YouTube、Google AdSense、Play の公式コミュニティで活動中。スマホアプリ、Web ツールの使い方や最新情報を中心に発信しています。